医学講座
学会の準備②
学会の準備で大変なのが、
スライド作りです。
昨日の日記にも書いたように、
私が医師になってから、
約10年程度は、
出入りの薬屋さんに頼むのが…
ごく一般的でした。
■ ■
薬屋さんとは、
大手医薬品メーカーのMRさん、
正式には医薬品情報担当者さんです。
ご自分の会社の製品情報を医師へ伝え、
その医薬品を使ってもらうために、
いろいろなサービスを提供してくださいます。
大学医学部を卒業して、
医師国家試験に合格しても…
薬の名前(商品名)はわかりません。
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私たちは、先輩の医師の処方を見て覚えたり、
MRさんから情報をいただいて、
患者さんへ出すお薬の名前を覚えます。
私のように開業してしまうと、
使う薬も一定になるので…
MRさんは、めったに来院されません。
大病院に行くと、
背広を着て、
大きなカバンをもった人を見かけます。
その方が、MRさんです。
■ ■
薬剤師免許を持ったMRさんも、
数多くいらっしゃいます。
大学で生物系の学科を専攻した方、
近年は、女性の美人MRさんも多いようです。
人間的に素晴らしい方も多く、
私が担当病院を離れた後も、
親しくしていただいているMRさんも、
何人かいらっしゃいます。
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今から20年くらい前からでしょうか?
公正取引委員会?の指導によって、
MRさんにスライド作りなどをお願いできなくなりました。
薬を売るために、スライドを作るなんて…
禁止されるのが当たり前かもしれません。
そこで、お医者さんは困って…
自分でスライドを作るようになりました。
このスライドを作るのに必要だったのが、
当時、とても高価だったMacでした。
■ ■
今ではPCとパワーポイントが
世界中の学会で使われています。
ところが…
ノートPCもないような時代は、
病院や大学の医局で、
100万円近くもするMacを買って…
スライドを作りをしていました。
Macでスライドを作り、
それをフイルムの写真に撮ります。
そのフイルムを現像に出して、
ようやくスライドの出来上がりです。
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‘学会発表のためのスライド作り’
なんてタイトルの本が何冊も出版されました。
今のように、
学会発表がPCでできる時代になるとは、
夢のような話しです。
このスライド作りが…
最初はMacでしかできなかったため、
医師にはMacユーザーが多いのだと思います。
今、必死で発表のビデオを作っています。
連日の学会準備ご苦労様です。 携帯やPCもなかった昔は 本当にスライド作りのご苦労がわかります。
山形から 応援してます。
昨日まで ソウルの学会にいらっしゃると言うから てっきり 聞きにいらっしゃるだけかと思ってました。 世界の舞台で 発表ですか!すごい先生!でもすごいプレッシャーですね。頑張れ!本間先生。私が大学病院に朝早く行くと 医局から病棟に歩いて行かれる先生を追って エレベーターまで話ながらついて行く背広を来て 首から ネームを下げている人たちがMRさんでしょうか? 朝早くから大変だなあ〜と 大学病院に行く度に思います。
だんだん日々学会が迫っていますね。
学会の数日前ですので本当に必死に作業をされていることと思います。
今は本当にパソコンが主流でしかも価格も昔よりずっとお安くなりましたから本当に便利にはなってきているのかも知れませんね。
でも、先生は一人で作業をなさっているのでとても大変なことと思います。
昔はそんな風にスライドを作っていたのですね。
確かに知っている先生はマックを使用している先生が以前多かったのはそのせいですね。
パソコンと言えば・・・10年前くらいに先生が持ち歩いていたIBMのThinkPad思い出します。
先生と交流してパソコンを購入して今に至っていることを思い出しました。
先生が韓国学会終了するまで函館から応援しておりますよ!!
ビデオ作りがんばってください!(^^)!
本間先生、先日の国際美容外科学会で久しぶりにお話し出来て光栄でした。
週末のソウルでの御発表を拝見したいのですが、ご存知の事情が韓国にもありまして行く事が出来ません。
5050クリニックのYoung-Kyoon Kim先生などにも久しく会ってないので残念です。
素晴らしい御講演をされることを。
来年は4月19日にソウルCOEXで大韓美容外科学会と合同で学会を開催しますので御発表期待しております。