医学講座

浦河日赤病院へ北大名誉教授_渥美達也先生が赴任

 今日は2026年7月6日(月)です。
 昨日のYahoo!ニュースです。
 縮む医療】「なくなったら住めない昨年度3.7億円赤字の浦河日赤病院に赴任したのは元北大病院長救急お産を守るため赤字と医師不足にあえぐ地域医療のリアル
 医師不足と赤字経営に苦しむ、北海道浦河町の浦河赤十字病院。地域唯一のお産や救急医療を守るため、元北大病院長が現場へ赴任しました。「病院がなくなったら住めない」と危機感を募らせる住民や自治体の動向を通じ、日本の地域医療のリアルな課題を見つめます。
 ■「一番困っている場所へ元北大病院長が選んだ地域医療の現場
 北海道浦河町にある浦河日赤病院。地域で唯一お産ができる病院です。
 日高地方の基幹病院として、24時間体制で救急患者を受け入れています。
 渥美達也医師(63)
 「はい、山田さん。はい、渥美と言います。はい、どうぞ」
 「調子悪かったのは去年の夏ごろ、そのときはどこが腫れましたか」
 6月に赴任したばかりの渥美達也医師。去年まで北海道大学病院の院長でした。
 渥美達也医師
 「今、指は腫れていないが、腫れることはありますか」
 ■「病で苦しむ人を手助けしたいという原点に戻る
 リウマチなど膠原病の専門家でもある渥美医師。3月に定年を迎え、北大の教授を退官。次のキャリアとして選んだのは、40年近く前、研修医として初めて勤務した病院でした。
 渥美達也医師
 「元々は、医師になったきっかけは「病で苦しむ人を手助けしたい」という、要は原点に戻ったということ。そういうことになりますね」
 「もちろんまだまだ元気ですし、あの、医師として働けるだろうということになったので、それで、えっと、まあ一番医師が足りなくて困っているところに身を置こうと」
 渥美達也医師
 「家ではどういうふうに過ごしていますか? お家ではどのように過ごしていらっしゃいます?」
 患者
 「ほとんど何も(しない)。座ってテレビ見て」
  地域に必要とされる現場で、もう一度汗を流す。それが渥美医師の選択でした。ただ、病院は厳しい現実に直面しています。
 ■閉院を選んだ函館逃げ場のない浦河。「代わりのない地域医療の現状
 浦河赤十字病院 大柏秀樹院長
 「へき地にありまして、当院では地域医療を担いながら、救急、小児周産期という不採算部門も抱えております」
 患者減少による収入減。さらに、医師不足を非常勤でカバーするため、人件費も膨らみ、2025年度の赤字額はおよそ3億7000万円に。
 浦河赤十字病院 大柏秀樹院長
 「経営状況としては病院単独では難しい状況ですので、財政支援が必要な状況になっています」
 苦しむ人を救いたいという理念のもと、全国で地域に欠かせない医療を担ってきた日赤病院。しかし、各地で厳しい経営環境に置かれています。
 函館赤十字病院は、同じ地域に大規模な医療機関があるとして、2028年3月を目処に閉院を決めました。しかし、浦河は事情が違います。
 浦河赤十字病院を応援する会 徳田正人会長
 「この地域から日赤病院がなくなったら、もう自分たちもここに住んでいられないと」
 この地域には、代わりとなる病院はないのです。
 ■地域一体で命をつなぐー。浦河日赤病院を守るための挑戦
 病院を守ろうと、地域も動き出しています。徳田正人さんは有志らと7年前、「浦河赤十字病院を応援する会」を立ち上げました。
 浦河赤十字病院を応援する会 徳田正人会長
 「この地域から日赤病院がなくなったら、もう自分たちもここに住んでいられないと。『病院がなかったら大変なことになる』という、そういう多くの声が届いていたのが現実」
 募金を集め、医師の住宅や看護師寮を建て替えたり、国に支援拡充を要望したりと奔走しています。
 町も、今年度の予算に1億円の財政支援を盛り込みました。
 浦河赤十字病院を応援する会 徳田正人会長
 「日赤という大きな病院が、中核病院があることが、地域のみんなの命をつないでもらっている。なくなったとき、どんな状況になるかという恐怖心がある」
 ■地域唯一の病院なくなったら住んでいられない
  日高地方でお産ができる病院はここだけ。えりも、様似、浦河の3つの町では、唯一の救急病院です。
 深刻さを増す地域医療。今日も現場で診療は続いています。
 渥美達也医師
 「お父さんはタバコは吸うんですか」
 患者
 「いや、吸わないです。4年前にやめました」
 渥美達也医師
 「4年前に。それから一回も全然吸ってない?」
 渥美達也医師
  「お仕事リタイアされたとこの前伺いましたけど…」
 患者
 「そうですね。それでも、あの、ちょっとトラクターとか乗ってます。馬を引くことはもうないです」
 渥美達也医師
 「皆さん、この地域にいてですね、それぞれ誇りを持って自分の仕事をしっかりしている。特に浦河町特徴がありますから、馬の産業とか漁業という。そこに私がさらに、さらに参入してですね、高いレベルで健康面をサポートすることによって、質の高い生活をしていただければなというふうに強く思ってます」
 ■「責任をもって自分で考えてやる日々はエキサイティング
 診療を終えた夜。渥美医師の歓迎会には、地域医療を学びに来た研修医の姿も。
 渥美達也医師
  「地域でやる喜びは、自分でかなりの責任を持ってやるっていう。医療を受ける患者さんは、札幌も浦河も一緒であるべきだと。責任をもって自分で考えてやる日々はエキサイティング」
 どこに暮らしていても、安心して医療を受けられること。その当たり前を守るため、地域の命を支える病院をどう守っていくのか。私たちに突きつけられた、大きな課題です。
 ■進む医療の格差 全国の日赤病院7割が赤字
 森田絹子キャスター
 日赤病院は全国に90、道内には函館がなくなりますので、来年春で9つになります。90のうち28の病院が慢性的な赤字経営に陥っていて、黒字経営は全体の3割に満たない現実があります。
 コメンテーター野宮範子さん
 限られた医療資源、「人・物・お金」をどう配分していくか。やっぱりその「人」で言うと、その医師の偏在というのが大きな問題で、今回、北大のトップである渥美先生が浦河に来てくれたことは医師が1人増えるだけではなく、渥美先生のこれまでの医学教育であるとか、医療マネジメント、こういった知見も地域に還元されると、ものすごく大きいと思うんですね。
 だから中長期的には、総合診療医とか、災害救急、それから在宅医療、離島、へき地、こういうのをマルチに見られる地域医療を支えるお医者さんを育成していく。遠回りのようだけど、これもすごく大事だと思いました。
 コメンテーター平野龍一さん
 地域で、自治体で支えていこうというのは、すごい大切なことなんですけど、正直言うともう限界まで結構来ているんだろうなと思います。本当に国として、地域医療どう支えていくのかというガイドラインをしっかりと示しながら、国が支援していくことが最も大事なんじゃないかなと思います。
 堀啓知キャスター
地域に病院があるから、そこで安心して長く住んでいられるわけですからね。これを当たり前にしていくためにも、もう病院任せではなくて、社会全体として本気で向き合っていかなければならない今、局面にきているんだと思います。北海道放送

(以上、Yahoo!ニュース、北海道放送より引用)

      ■         ■
 元北大病院院長、
 元北大第二内科教授、
 渥美達也先生(63)が浦河日赤に赴任はすごいです。
 上の写真、渥美先生の笑顔が素敵です。
 きっと北大病院長より、
 楽しい毎日だろうと想像します。
 北大病院の院長になると外来で患者さんを診る時間がなくなります。
 お身体に気をつけて長く浦河赤十字病院でご活躍なさってください。

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