院長の休日
リンゼイさんの母の言葉
平成21年11月11日、朝日新聞夕刊に、
リンゼイさんの母、
ジュリアさんの言葉が載っていました。
我々が娘を失った日に、
市橋容疑者の両親も息子を失ってしまった。
娘が殺害されるのも悲しいが、
息子が加害者になることも
同じく悲しいことだ
■ ■
市橋容疑者のご両親が、
TVの前で記者会見をしている姿は、
同じ親として…
とてもつらいものを感じます。
30歳にもなった子どもは、
親の言うことに耳を傾けません。
私が30歳の頃は、
自分でお金を稼いで、
自分が好きなように生きていました。
■ ■
私が父親の誕生日を祝うようになったのは、
ごく最近のことです。
30歳の頃は…
困ったことでもなければ…
実家には帰りませんでした。
市橋容疑者のお父さんが、
息子に医者になれと強制したとも思えません。
医学部受験が厳しいのは…
今も昔も同じです。
医者は楽で儲かる職業ではありません。
■ ■
市橋容疑者のご両親が、
リンゼイさんのご両親に、
一億円を払ったとしても、
親として…
自分の息子が重大な罪を犯してしまったという…
自責の念が消えることはありません。
どうしてこんな事件を起こしてしまったのか…？
容疑者へ一番聞いてみたいのは、
リンゼイさんと市橋さんという、
２人のご両親だと思います。
■ ■
30歳といえば…
結婚して…
家庭を持って…
孫が生まれても不思議ではない年齢です。
どんな理由があったかわかりませんが、
自分が犯してしまった罪を認めて、
一日も早く…
すべてを話してほしいと思います。
若い人には…
親を悲しませるようなことは、
しないでほしいと願っています。
山形新聞にも ﾘﾝｾﾞｲさんと市橋容疑者のご両親の言葉が載っていました。
私は 彼の本心がわかりませんが、医師をめざしていたのが 両親の希望だったのかわかりませんが、何度も失敗しての挫折感などがあったのではないかと思います。３０歳と言えば 先生のおっしゃるように 結婚して、子供がいる年かもしれません、一般的には ・・ 順調に 親や自分の思い通りに生きてこれた人はいいかもしれませんが、今は不景気で 会社の首切りなど 順調とは言えない生き方をしている人もたくさんいます。 何回もテレビで放送されましたが、３０歳で職を失い 生活保護も受けられず 餓死した元自衛官の方の報道も見ました。
何等かのきっかけで 歯車が狂ってしまったのだと思います。 三年前死んだ 愛犬の処分を 僕が帰るまでそのままにしていてくれと 泣いて両親に電話で頼んだ 市橋容疑者ですから・・
今でも自分でお金を稼いで精いっぱい働いている若者や学生さんもいますよ。
裕福な子もそうでない子もどんな理由があったとしても犯してはいけないことを知ってほしいと思います。
市橋氏の場合、代々から医師家系に生まれていて両親ともに医師であったことは誇りであった反面、彼にしかわからないプレッシャーなど感じていたのではないでしょうか。
ご両親から強制されたとかは無いと思いますが、期待はされていたように感じます。犬のエピソードもそうですが、親を思いやる一面もあり、優しく真面目な青年に感じますね。取調べで聞かれ、「両親は医者だが自分は医者になれなかった」という様な趣旨の話をされているそうです。
御両親もそうですが、逮捕時、市橋容疑者も顔がげっそり痩せていました。現在も食事を断って摂っていないと報道で聞きました。数日ならいいですが・・・ずっと断食を続けていると生命に危険も・・・
中国のことわざに、【家貧しくして孝子出ず】とゆうのがありますね。
例え厳しく育てられてとしても、子供は何でも知っています。自分の家がお金持ちなのも。子供って怖いですよね。超能力者みたいです。
その辺が、この今の容疑者が存在する理由だと思います。
お金があるのに、厳しく育てられて・・・どこかで、ゆがんだ性格が形成されて時間が過ぎたのでしょうね。この容疑者自身も知らない間に、当然この親もそれに気が付かなかった。
例え生まれて１歳まででも３歳まででも【乳母日傘】で育てたなら、
お金が続く限りその子供には【乳母日傘】が必要だと思います。親になるって大変ですね。
まぁ、いくらなんでも３０歳４０歳まで【乳母日傘】で育てれば、自分で気が付いて親孝行してくれるかもしれませんが・・・。
でも、その期待を裏切るかのように日本に【三つ子の魂百まで】とゆうことわざがありますね。
まぁ、この容疑者の逮捕後の行動をテレビで見る限り、上に挙げた３個のキーワードが、
少なからずとも影響しているんじゃないかと個人的にはそう思います。