医学講座
悪性黒色腫になったら
高須先生のチャッキーは、
悪性黒色腫です。
Malignant(まりぐなんと)
Melanoma(めらのーま)
略して…
MM(えむえむ)
と呼びます。
ホクロの黒い色素細胞が、
がん化したものです。
■ ■
眼球や、
腟粘膜に発生することもあります。
顔面、
足底、
体幹(からだ)、
身体のいたるところにできます。
忘れられない患者さんは、
頭皮(あたま)にできました。
■ ■
こちらの、
日本皮膚科学会HPには、
悪性黒色腫のQ&Aが掲載されています。
かなり詳しい解説が載っていますが…
肝心な…
悪性黒色腫になったら…
どこで誰に手術を受けたら良いか…
が書いてありません。
もし自分が悪性黒色腫になったら…
美容外科医を選ぶ以上に…
慎重に選ばないと…
とんでもないことになります。
■ ■
2007年7月28日に
皮膚ガンの手術という日記があります。
『ガンです。手術が必要です』
と言われて驚かない人はいません。
『まさか?ガン?手術?』
と普通の人は狼狽(ロウバイ)し、
どうしよう?と思います。
■ ■
私の恩師である、
市立札幌病院院長の吉田哲憲先生は皮膚ガンの権威です。
形成外科医の中でも、皮膚ガンを専門にしている先生は多くありません。
大学病院の形成外科でも皮膚ガンは取り扱わない施設もあります。
日本皮膚悪性腫瘍学会という、
皮膚ガンの学会があります。
私も学会の会員です。
■ ■
この日本皮膚悪性腫瘍学会に
所属している形成外科専門医が指標です。
つまり、
形成外科医としての腕も確かで…
なおかつ悪性黒色腫についても造詣(ぞうけい)が深い先生です。
札幌でしたら、
市立札幌病院の吉田哲憲先生。
首都圏でしたら…
埼玉医科大学国際医療センター皮膚腫瘍科の
堤田 新(つつみだ_あらた)先生をおすすめします。
MMは顔だけでなく眼などにもでるのですね。でも素人の私たちはただのおできとおもいがちです。どんな事で見分けて病院にいけば良いのかわかりません。私が脊髄で入院中別の病院から転院されてきたお父さんがいました。その方は背中におできができたが そのままにしておき、あまり治らないので山形の某病院の皮膚科に行き組織検査の結果悪性腫瘍であることがわかり、骨まで達していたため山大の整形外科に入院されていた方がおりました。山大病院にも形成外科専門の科があったらなあ〜と思います。パジャマの背中部分が血でにじんでいて、いつもため息をついて廊下を散歩されている方でした・・
神経質過ぎて私みたいにこんなことくらいで来るなとか言われても嫌だし(笑)見極めがわかりません。
チャッキーが苦しまずご飯をたべていることを願っています。
先生の医学講座は毎回とても為になります。特に皮膚がんなどは私にとって馴染みが薄いのでこれからもいろいろな事を教えていただけるとありがたく思います。