医学講座

心の赤字

 昨日の院長日記
 眠れない時にどうするか?でご紹介した、
 心の赤字
 精神神経科の講義はすべて忘れてしまったのに…
 ず~~っと私の頭の中に残っています。
 私は学生時代に精神科医になろうと考えた時期がありました。精神神経科の講義で‘心の赤字’という言葉を聴きました。人間はさまざまなストレスを受け‘心の赤字’ができます。この赤字が軽度のうちは日常生活にも支障がありませんが、どんどん増えて行くと、眠れなくなったり、体調がわるくなったりして病気になります。
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 私に心の赤字の講義をしてくださったのは、
 札幌太田病院の太田耕平先生でした。
 太田先生は札幌医大精神神経学講座の非常勤講師で、
 ご多忙な院長業務の間に…
 私たち学生の講義にいらしてくださいました。
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 他の先生の言葉は忘れてしまったのに…
 太田先生の心の赤字だけは…
 40年近くたっても忘れていません。
 ネットで心の赤字を検索してみると…
 山形の上杉鷹山うえすぎようざんの言葉だったと知りました。
 米沢藩の有名なお殿様です。
 江戸時代に財政再建をされました。
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 太田耕平先生の講義では、
 人間は心の赤字を減らすために…
 家族の力を借りたり…
 友人の力を借りたり…
 悩みを聞いてもらったり…
 さまざまなことで赤字を減らす…
 …と記憶しています。
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 私は形成外科医になって…
 美容外科医になって…
 自分の身体が原因となって…
 心の赤字となっている人を診ています。
 くさい
 目つきが悪い
 にらんでいる
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 自分には何の責任もないのに…
 身体的特徴のためにいじめられ
 心の赤字が増えている人がいます。
 私自身が…
 本間は目つきが悪いから
 …と言われたことがあります。
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 【整形】をすすめるのではありません。
 自分ではどう努力しても治せない身体的特徴が原因で
 心の赤字が増えている人は…
 ちょっと勇気を出して、
 意を決して
 美容形成外科を受診するのも一つの方法だと考えています。

“心の赤字”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    私も 誰にも相談できない愚痴など 本間先生に聞いていただいています。誰かに話すことでも少し楽になる事があります。 私も最近はかなり具合が悪く仕事に支障が出ています。 いろんな 診療科を回り 今日はきつくて首下まであるコルセットを外して過ごして様子を見ていますが、何だか 呼吸がたんで苦しくなって 急患で病院に行こうかと思うこともありますが、心の赤字かもしれません。昨年から思うように仕事ができず 大人しくしていられない性格の私には気がひける毎日です。

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