医学講座
病院の6割超が赤字…医師会が危機感
今日は2025年3月13日(木)です。
昨日の市立札幌病院_14億円赤字の続きです。
病院経営が苦しいのは市立札幌病院だけではありません。
昨日のYahoo!ニュースです。
「地域から医療機関なくなる」と医師会が危機感…病院の6割超が赤字、診療報酬改定で経営難
調査は今年1~2月、6団体の会員である5901施設を対象に実施し、1816施設(30.8%)が回答した。改定後の昨年6~11月と2023年同期の経営状況を比較した。
その結果、経常利益が赤字と回答した病院は61.2%で、2023年同期(50.8%)から10.4ポイント増加した。通常の入院や外来診療といった医業収益は1.9%増だったのに対し、給与費は2.7%増、診療材料費や水道光熱費などの経費は2.4%増と、いずれも医業収益の増加率を上回った。
病院経営は年々悪化していることから、6団体と日本医師会は同日、合同声明で「このままでは、ある日突然、医療機関が地域からなくなってしまう」と危機感を強調。松本吉郎・日本医師会長は「非常に厳しく、差し迫った状況にある。物価・賃金の上昇に適切に対応する診療報酬の仕組みが必要だ」と述べた。
■ ■
国の医療政策のためです。
コロナ補助金が打ち切られてから、
大きな病院は軒並み赤字です。
医療費抑制のために、
患者さんが受診できない仕組みを作りました。
松本吉郎まつもときちろう先生は皮膚科と形成外科の先生です。
米や野菜の価格が上がっているのに給食費はそのままです。
電気料金、ガス料金も上がっています。
医療は斜陽産業になっています。
70歳の私は医療の将来が心配です。
“病院の6割超が赤字…医師会が危機感”へのコメント
コメントをどうぞ
今までのように誰でもすぐに
医療機関を受診できることが、
当たり前ではなくなる世の中に
なるのは困ると思います。
病院は命を救う大切な場所
なので、国にしっかり対策を
考えてほしいと思いました。
先日、外科医が減っていると
聞いたので、心配です。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。国の医療費抑制政策のおかげで大手企業の羽振りのいい賃上げとは別世界なのが医療業界です。ネットのニュースを読むと国立病院の看護師さんがストライキをしています。もともと国立病院の看護師や医師の給与は民間より低水準です。このままだと国立病院で働いてくれる看護師さんがいなくなってしまいます。
昨日の先生のコメントで
市立病院が
コロナ補助金が出る前は
やはり赤字だとお教え頂き
これは初診料7700円のせいだと
思いました。
どこの大きな病院も
苦しいのですね。
先生のクリニックも
赤字の年があり
お母様もご心配
なさってましたよね。
ガス代が200円別料金かかる旨の
お知らせが今日届きました。
何かと値上げです。
病院は医療報酬が上がらず
大変ですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。市立札幌病院が赤字なのは昔からでした。札幌市では病院と地下鉄が財政の足を引っ張っているとよく言われてました。市バスが無くなってJRバスやじょうてつバス、中央バスになりました。札幌市の病院なのでもうからない救急医療も収支に関係なくやらなくてはなりません。4月の診療報酬改定でどうなることやらです。
今日は妹の治療日でした。白血球の数が低いと治療できません。以前いらした先生は白血球数を上げる注射をして治療してくれましたが、最近は低くても注射してくれません。その注射10万円するのよね。と言われたそうです。妹は身体障害者のマルフクで医療費はただなのだそうです。病院は低所得者の身体障害者を見捨てるのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。以前の先生は収支に関係なく白血球を上げる注射をしてくださったのですね。病院には診療報酬の査定というペナルティがあります。白血球を増やす薬が査定されたのかどうかわかりませんが『その注射10万円』はないと思います。もう少し別の言い方があると(私は)思います。どんな人でも最高の医療を受ける権利があります。