医学講座
眼瞼下垂手術体験記_①(手術時期)
私が患者の立場なってみて、
いろいろと感じたことを書いてみます。
世の中には、
医者がガンになった体験記などはありますが、
形成外科専門医が書いた…
眼瞼下垂症手術の体験記は、
読んだことがありません。
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人間は誰しも年齢とともに皮が『たるみ』ます。
高齢でもパッチリした目の人もいれば、
若いのに半分も目が開いていない人もいます。
遺伝的な要因、
ハードコンタクトレンズ、
アトピー性皮膚炎などによる…
目をこするクセなど、
さまざまな原因があります。
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私の場合は、
56歳という年齢と、
遺伝的にまぶたが『たるみ』やすいようです。
手術を受けるとよいのはわかっていましたが、
一番のネックは休みでした。
勤務医でも、
開業医でも、
一週間の休みはなかなか取れません。
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私が手術を受けた12月上旬は、
美容外科が一年で一番ひまな時期です。
12月下旬から忙しくなりますが、
師走に入ったばかりの頃は、
みなさん、仕事がお忙しいので、
美容外科はひまになります。
私は、この時期を選びました。
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手術を決めた一番の理由は、
マッサージに通っても…
すぐに痛くなる肩こりでした。
前は一度もんでいただくと…
しばらくは楽だったのに…
すぐに痛くなるようになりました。
マッサージの五十嵐先生から、
右首~右肩のこりが…
特にひどいと指摘されました。
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手術を執刀していただいた、
聖路加国際病院形成外科の大竹先生によると、
まぶたの中は、
右と左では大違いで、
右の方が重症だったそうです。
肩こりの症状と、
完全に一致していました。
手術後一週間ですが、
右の頑固な肩こりは治っています。
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自分で手術を受けてみて感じたことです。
一週間のお休みは必要です。
手術後に目を動かすと痛いです。
目を動かさないで、
じっとしていると痛みもなく、
腫れも出ません。
スケジュールを調整して、
手術することを決めて、
じっとしていることが大切だと感じました。