医学講座
第100回日本美容外科学会(JSAS)④
日本美容外科学会(JSAS)に参加して、
良かったことは、
韓国の先生と仲良くなれたことです。
5050CLINICのKim先生は、
自宅にもいらしていただきました。
私もKim先生のクリニックへ行ったことがあります。
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今回の第100回日本美容外科学会では、
Kim先生の特別講演がありました。
Looking Back on the Basic Techniques in Aesthetic Dermatosurgery (1)
…というタイトルでした。
日本語に訳すと…
美容皮膚外科手術の基本手技①
私が講演の座長をさせていただきました。
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Kim先生は、
1956年7月18日生まれで、
私より2歳若い先生です。
韓国で皮膚科専門医を取得された後で、
日本や米国で美容外科を学ばれました。
とても勉強熱心な先生です。
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日本語がとてもお上手です。
どうやって日本語を勉強したのですか?
…と伺ったところ、
毎朝、TVで日本語会話の番組をやっていて、
それを毎日見て勉強なさったそうです。
日本の歴史や文化にも私以上に詳しく、
私より日本中を旅行していらっしゃいます。
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英語もとてもお上手です。
私との会話は、
日本語と英語を混ぜてくださいます。
Kim先生は、
2003年から2006年まで、
韓国で若手医師のために、
セミナーを開催なさっていました。
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外国から有名な先生を呼んで、
講演をして、
手術を見せていただくという企画です。
日本からも、
何人もの先生がKim先生に呼んでいただいています。
日本人で韓国まで勉強に行った先生もいました。
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Kim先生の講演の要旨は、
皮膚科疾患として一番多い、
ほくろやいぼを
しっかり診断して治療するという、
皮膚科の基礎が大切である。
高価なレーザー機器がなくても、
小さくてよく切れるはさみがあれば、
大部分のほくろやいぼは取れる、
…という内容の発表でした。
はさみの使い方も簡単ではありません。
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美容皮膚科というと、
高額なレーザー機器を使って、
魔法のように取れると考えますが、
何の知識もない先生がすると、
やけどやケロイドを作るだけで、
基本的な知識と手技が大切だと強調されました。
まったくその通りだと思います。
Kim先生の5050CLINICは信頼できるクリニックです。