医学講座
第100回日本美容外科学会(JSAS)⑤
私が十仁系の日本美容外科学会(JSAS)に参加させていただいてから、
今年で約10年になります。
最初に参加した、
上海の国際学会で発表した時に、
梅澤文彦先生がようこそと迎えてくださいました。
その後の10年で…
美容外科を取り巻く環境も大きく変わりました。
■ ■
価格破壊は美容外科にも押し寄せました。
100円ショップが増えたように…
安い美容外科が増えました。
10年の間に無くなった美容外科もあります。
その一方で…
新しく新規開店をしているチェーン店もあります。
まさに激戦という感じがします。
■ ■
昔から…
うさんくさい美容外科がありました。
どこの美容外科がうさんくさくて
どこの美容外科を信じてもいいのかわかりません。
学会発表も同じです。
うさんくさい学会発表は、
美容外科以外でもあります。
論文取り下げという記事がそれです。
うさんくさい美容外科は、
形成外科系にも非形成外科系にもあります。
個人の問題だと思います。
■ ■
ある有名な先生が、
美容外科とか…
美容皮膚科とか…
頭に美容の2文字がつくと…
うさんくさいと思われる…
…と言われたことがあります。
私も感じることがあります。
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100回を迎えた十仁系の日本美容外科学会(JSAS)には、
何人かの形成外科の先生が参加していらっしゃいました。
2つの日本美容外科学会を1つにしようと、
高須克弥先生や新冨芳尚先生がご尽力されています。
私が感じるのは、
学会に参加して勉強をする先生は、
美容外科を真剣に考えて、
美容外科が大好きな先生です。
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形成外科出身でも、
皮膚科出身でも、
麻酔科出身でも、
仲良く美容外科をよりよくしたいと考えています。
2つの学会を1つにするのは大変そうです。
お互いの言い分は理解できますが…
何とか仲良くお勉強ができる会になってほしいです。