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服装規定
札幌美容形成外科を開業する時に服装規定を作りました。いらしていただいた方はおわかりだと思いますが、当院では‘茶髪’は禁止です。採用の時に必ず確認しています。
どうして‘茶髪’がダメなのですか?と質問される方がたまにいらっしゃいます(特に看護師の採用で)。
その時には、一流ホテルのフロントや航空機の客室乗務員に‘茶髪’の方はいらっしゃいますか?と答えるようにしています。
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2004年3月20日の朝日新聞に『どこまで認める?意見多様で企業悩む ヘアカラー基準は色々』という記事が出ていました。
2004年の記事では、ヘアカラーを認めないのは、全日空(客室部門)、イトーヨーカ堂、ファーストリティリング、セブン-イレブン・ジャパン(本社)でした。
認めていても限りなく黒に近いのが、日本ヘアカラー協会レベルスケール6番の日本航空。
見た目はほとんど黒の日本ヘアカラー協会レベルスケール5番がパレスホテル、ホテルオークラ東京、三越日本橋本店でした。
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札幌美容形成外科の規定は、日本航空と同じ日本ヘアカラー協会レベルスケール6番です。
このレベルスケールは5→6→7→8と数字が増えるほど‘茶髪’になります。
1番が真っ黒で、20番が真っ白ですが、5番(ほぼ黒)~15番(金髪)までの11段階に染め分けられています。
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私が‘茶髪’嫌いになったのは、札幌医科大学の講師をしていた時でした。
私は解剖学教室で研究をしていましたので、学生さんの解剖学実習を見る機会がありました。
昨日まで高校生だったような、ニキビがたくさんある学生さんから、少し社会経験を積んだような方まで約100人が実習しています。
その中に、外人か?と思うような金髪で実習をしている男子学生がいました。耳にはピアスがついていました。
頭が良くて札幌医大医学部に入学したのでしょうが、私は献体してくださった、ご遺体に申し訳ない気持ちでした。
解剖学実習に服装規定はありませんでした。
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おそらく解剖学実習を茶髪でした学生さんが、医師になって美容外科医になると、茶髪で診察して手術もする先生になるのだと思います。
私は医業はサービス業だと思っています。快適な空の旅を提供する一流の航空会社は茶髪は禁止です。
茶髪のCAが日本の空を飛ぶようになれば話しは別ですが、今の日本社会では、接客サービス業で茶髪は受け入れられません。
お客様に快適に治療を受けていただくのが私の目的です。この服装規定は当分の間変えるつもりはありません。
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これから就職試験や面接を受ける方は、髪の毛の色は黒くするべきです。面接担当者には私くらいのおじさんもいます。
茶髪にしていて悪い印象を持たれることもあります。
目を二重にしてもわかりませんが、茶髪はすぐにわかります。その方の自己表現の一つなのでしょうが、接客サービス業には向かないと思います。私の考えです。