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札幌西高3年7組
昨夜、高校3年生の時の仲間、男ばかり12人と担任の先生が集まり、クラス会がありました。
高校卒業以来、35年ぶりに会った昔の仲間もいて、楽しい時間を過ごしました。例外なく、全員どうみてもオッサンでした。
メタボリック症候群かなぁ~?と思われる体型の仲間もいました。
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昨夜集まった仲間は、勉強ばかりしていたというより、西高の自由を謳歌していたような仲間です。
現在の立場は、それぞれ社会的に重要なポジションに就いている人が多く、いろいろな話しを楽しく聞きました。
進学した大学はさまざまで、東大・慶応・早稲田をはじめとして、有名大学へ進んで、偉くなっている仲間もたくさんいました。
同窓会のよい所は、どんなに偉くなった仲間でも、昔のまま『おぉ!○○、お前!』と呼び合えることです。
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昔の仲間と会って思うことは、『人柄、性格、声、字』は昔と変わらないなぁ…。ということです。
昔から、何となくボ~っとしているようで、よく人の世話をしていたやつは、その才能を認められて、大会社の人事労務担当の部長になっていました。そいつはクラス委員でした。
適材適所とはよく言ったものです。世の中はうまくできているなぁ~と思いました。
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真面目で、しっかり勉強していたやつは、今も研究者として活躍していました。
自分がした研究が、後世の役に立つように、何年先でもよいから評価されるような研究をしたいと言っていました。
自由が好きだったやつは、会社勤めが性に合わないので、自分で事業を始めたと話していました。
私と同じ医師になったやつは、小児の腎臓病の専門医になり、日本で一番多くの小児腎移植をしていると話してくれました。
寮に住んでいて、毎日たくさんの悪友が部屋に集まっていたやつは、今でも人当たりが良く、地域の社会教育主事として活躍しています。
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家族構成もさまざまで、大部分の友人は子供がそろそろ独立する頃でした。
一番元気なやつは、下の子供がまだ6歳なので、子供が成人するまでは、現役でバリバリ働くと言っていました。
昨夜感じたのは、進学した大学、就職した会社、現在の社会的地位なんていうのは、その人の幸せとは関係ないなぁ~ということでした。
自分が幸せかどうかは、どのくらいお金持ちだとか?どんな立派な会社で偉くなっているか?とかは関係ないと思いました。
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自分が好きなこととをして、それが社会の役に立って、後世に評価されるような仕事ができて、自分が満足できる。
これが、その人が幸せかどうか?のポイントのような気がしました。
担任だった藤枝正道先生は70歳の古希になられたそうです。道立高校の校長を定年退職された後も、専門学校の校長先生として活躍されていらっしゃいます。
西高の時から、女生徒に圧倒的な人気があった先生です。今もロマンスグレーの素敵な先生でした。
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札幌西高等学校は自由な雰囲気の学校でした。
生徒の自主性を尊重する学校でした。昭和48年に制服が自由化され、その年に私は卒業しました。
西高の時に、医学部を目指しましたが、まさか美容外科医になるとは夢にも思っていませんでした。
現在の私は、好きな仕事をさせていただき、元気に働いています。何年後かにまた仲間と会ったときにも、元気に働いていたいと思います。