昔の記憶
研修医はみんな『じゃまなかくん』
ノーベル賞を受賞した山中教授が、
整形外科研修医時代に手術が下手だったと掲載されています。
『ジャマナカ』とか、
アシスタントではなく、
『レジスタント』だったと書かれています。
山中教授本人の謙遜が大きいと思います。
研修医はみんなできません。
私も【遅い】とよく言われました。
■ ■
何もできないのに…
適当にしてしまう研修医は危険です。
たとえおそいといわれても…
確認しながら丁寧にする方が安全です。
手術が下手で整形外科を辞めたのではなく、
整形外科より基礎研究が向いていらしたのです。
最初から手術が上手な先生はいません。
■ ■
私も形成外科研修医時代には、
上の先生がやれば1時間で済む手術を…
2時間もかかってやるタイプでした。
外科医はせっかちですから…
もたもたしていると怒られます。
私もよく怒られました。
■ ■
形成外科は自分に向いていないのでは…?
…と思ったこともあります。
今でも手術は早いより丁寧を心がけています。
チェーン店の美容外科医には向きません。
私はノーベル賞を取ることはできません。
わきがで悩んでいる人、
眼瞼下垂で視界が狭い人、
陥没乳首で困っている人、
…などのお役に立てればと思っています。
■ ■
山中教授のノーベル賞は、
ほんとうにすごいことです。
教授をささえられた…
皮膚科医の奥様もすごいです。
奥様の力があるので…
先生も思う存分研究に没頭できるのだと思います。
自宅で洗濯機を直していた時に…
電話があったというのも好感が持てます。
山中先生のますますのご活躍を祈念しています。
“研修医はみんな『じゃまなかくん』”へのコメント
コメントをどうぞ
山中先生は難病で苦しんでる患者さんの光です。もっと早く 受賞してもと思ったほどです。 本間先生も 支えてくださった奥様がおられたから今があるのだと思います。 特に本間先生のような美容形成外科医 のように女性相手がほとんどなので 奥様がかなりできた方でないと ヒステリーをおこしたり家庭が上手くいかなくなると思います。医師の奥様は我慢強く 淋しさに強い方でないと務まらないと本間先生が以前おっしゃられていましたが、本当ですね!
山中先生、凄いですね。難病の患者さんが救われるかもしれない朗報。薬の開発、特許までいき、あの14才の少年が良くなる事を願ってます。
時間がかかっても丁寧な手術は患者としては助かります。
なんちゃって美容外科がその辺を勘違いし、
安価な料金にも飛びつくお客さんも間違った美容外科選びとしていますね。
本間先生の日記を読むチャンスをあげたいです。
なんとか、気づいて欲しいですね。
山中先生は現代医学に一筋の光を見出してくれましたね。
両親ともこの医学の発達で救われます。
只、その時点で両親が健在かはわかりませんが…。