医学講座
凍傷の治療2013
まみ子師長さんから、
帯広は毎日とても寒いです。
耳が凍傷になって受診する患者さんが増えています。
寒い日は耳掛け・帽子などで耳を隠して下さい。
…とコメントをいただきました。
凍傷(とうしょう)と読みます。
北海道でも札幌ではめったに診ません。
■ ■
私もJA帯広厚生病院形成外科に勤務していた時に…
初めて凍傷を診ました。
札幌と帯広では寒さが違います。
若い女性の耳でした。
屋外で仕事中に…
耳が痛かったそうです。
そのうち痛いという感覚がなくなり…
気がついたら水疱ができていました。
■ ■
入院中のお年寄りが…
病院を抜け出して…
氷点下の十勝地方を素足で歩き…
足が壊死になってしまった方もいらっしゃいました。
その方は…
認知症のため…
ご自宅に帰りたくなったそうです。
痛みの感覚もありませんでした。
■ ■
私が北大形成外科に在籍していた頃…
先輩が教科書に凍傷の原稿を書いていらっしゃいました。
困ったこまった…
教科書に載せる…
凍傷の写真が無い…!
…と探していらっしゃいました。
■ ■
北大ではなく…
旭川の病院にあったと記憶しています。
今はネットで凍傷を入力するとたくさん出てきます。
冬山に行かれる方…
寒い屋外で作業をなさる方…
寒さでも皮膚が損傷されます。
まみ子師長さんのアドバイスのように…
寒い日は耳掛け・帽子などで耳を隠して下さい。
“凍傷の治療2013”へのコメント
コメントをどうぞ
山形も私の所は毎日最高気温がマイナスです。 凍傷までにはいきませんが冬のりんご、ラフランス、さくらんぼなどの剪定作業は今です。帽子はもちろん耳かけとサングラス、日焼け止めは必需品です。サングラスをしてないと春近くになると雪で結膜炎になります。剪定は主に男性の仕事ですが、最近の男性はほとんど日焼け止めを塗ってますが、下地にクリームなどを塗らない主人は日焼け止めで肌荒れしています。
凍傷で壊死ですか。
驚きました。
認知症だから壊死するまで気付かなかったのでしょうね。
痛みがなく幸いでした。