昔の記憶
緑の術衣
私が毎日着ている緑色の服は、
術衣じゅついといいます。
私のは、
ナガイレーベンという会社の製品です。
綿100%で日本製です。
正直に言うと、
かなりボロです。
ところどころすり切れています。
恥ずかしながらボロの術衣が好きです。
■ ■
大きな病院の手術室には、
更衣室があります。
そこには、
洗濯をした術衣がサイズごとにならんでいます。
M、L、LLあたりの術衣が多いです。
Sとかはあまり見ませんでした。
この術衣は全員が着回します。
院長も研修医も同じです。
■ ■
更衣室に行ったら、
自分の好きな術衣を選んで着ます。
ごくまれに、
真新しい術衣が並ぶこともあります。
でも、、、
私が選ぶのは古い術衣です。
理由は、
やわらかくて肌触りがいいからです。
ちょっと古いのがいいです。
■ ■
病院によっては、
つぎをあてた術衣もありました。
今時つぎをあてた服を着る人はいないと思いますが、
私が勤務した病院の中には、
つぎをあてた術衣もありました。
外観は立派な病院で、
設備も整った病院でした。
私はつぎをあてた術衣も好きでした。
■ ■
札幌美容形成外科では、
さすがにつぎはあてていません。
つぎをあててくれる人がいません。
この間、
うちの奥さんから言われました。
もう替えたら?
穴があいている。
よっぽどもうかってないって、
患者さんに思われるょ。
■ ■
はいはい、
もうかってなくて結構
…とは言ったものの、
首周りにポケット、
お尻にまで穴があいてました。
何年着たか忘れました。
お世話になった緑の術衣くんにさよならを言って、
新しい術衣にしました。
まだごわごわ感がすごいです。
やっぱり私は古い着心地のよい術衣が好きです。
“緑の術衣”へのコメント
コメントをどうぞ
今は看護師さんも白衣の天使ではなくカラフルな色になりました。 開業医さんも白ではなく紺とか赤とかカラフルです。 息子も古着が好きで古着屋さんによく行きます。
主人も 穴があいたり、破れた服を何度も着るので かなり貧乏な人に見えるから止めて欲しいと頼んでもまた着てます。着心地のよいのは先生のようにいつまでも着ていたいでしょうが、先生にボロボロな服は似合わないとおもいますょ。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。本人は気にせずに着ていますが患者さんから見ると貧乏に見えると思います。私は若い人の穴の開いたデニムもボロだと思っていました。
勝手に手術着とらいう名前かと思ってました。
そうですね、新品の綿は着用しにくく、こなれてる方が着やすいですよね。
でもつぎは考えてませんでした。
そういう病院もあるのですか。
今、通院してる整形外科のリハビリの機械で
膝を温めるものは
つぎをしてました。
スタッフさんがするそうです。
辛抱できるものはする
それがいい病院ですよね。
多分、なんちゃって美容外科なんて
きらびやかにやってると思います。
行ったことがないのであくまで
想像ですが。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。手術着でも間違いではありませんが通称はじゅつい術衣です。