医学講座
メラノーマ勉強会(6月7日)
平成29年5月31日、北海道新聞朝刊の記事です。
がんを防ごう
6月7日、メラノーマ勉強会
道内在住のメラノーマ(悪性黒色腫)の患者有志が6月7日午後2時から、「北海道のメラノーマ患者と家族のための勉強会&交流会」を、市立札幌病院(中央区北11西13)の2階会議室で開く。
メラノーマは皮膚がんのひとつ。日本人の発症は10万人に約1.5人と少ない「希少がん」だ。
対象者はメラノーマ患者とその家族のみ。前半は同病院形成外科の吉田哲憲医師が「大きく変わったメラノーマの治療」とのテーマで話す。近年、新薬の登場などで治療が大きく変化しているという。
後半は患者・家族が交流を深める。
呼びかけ人の1人の谷口初江さん(札幌市)は「メラノーマは同じがんの患者と出会う機会が少なく、専門医も限られ情報も少ない。当日は有益で希望を持てる集まりにしたい」と話す。参加無料で、直接会場へ。問い合わせは、谷ロさん宛てメールsurvive2017@yahoo.co.jpで
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
悪性黒色腫メラノーマはこわい病気です。
いわゆるほくろのがんです。
なんちゃって美容外科医
なんちゃって美容皮膚科医
…が、
一番気をつけなければいけない腫瘍です。
レーザーでホクロをじゅじゅっと焼いたら、
悪性黒色腫だったなんて訴訟があります。
■ ■
悪性黒色腫の治療が変わっています。
私が北大形成外科で病棟チーフをしたのが1985年です。
今から32年前は、
手術で広範囲に切除して、
リンパ節郭清もするのが治療でした。
北大形成外科にはたくさんのメラノーマ患者さんがいました。
忘れられない患者さんがいらっしゃいます。
メラノーマの患者さんと家族限定ですが、
吉田哲憲先生の講演会をおすすめします。
“メラノーマ勉強会(6月7日)”へのコメント
コメントをどうぞ
足の裏に出来るホクロが癌かもしれない
と言うのは
私が入社したての頃、
同僚がそれで手術したので知ってました。
しかし他の箇所のホクロも検査をしなければ
いけないのだと本間先生のブログで
知りました。
最近、加齢のせいか
ホクロが多くなり嫌になります。
皮膚科で検査してもらおうと思ってますが
慌ただしくなかなか行けてません。
忘れられない患者さん
を拝読して涙が出ました。
奇跡は起こるものなのですね!
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ホクロは年齢とともに隆起してきます。心配なホクロは信頼できる皮膚科医に診ていただいてください。
メラノーマ=悪性黒色腫
今朝の記事を目にして
以前、院長日記を拝読させて
いただいた時に本間先生が
おっしゃっていた言葉だと思いました。
罹患した当事者や家族にしか、
わからない病状や気持ちなどが
あると思います。
このような勉強会はありがたいと思います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。患者さんが会を開いてくださるのはありがたいことです。個人情報があるので患者と家族限定なのだと思います。吉田哲憲先生のお話しはためになります。
ほんとに ほくろが癌だったという事があるとわかってからほくろが気になって仕方ありません。 先週、山大の皮膚科にいきましたが、待合室で知り合いの方と話されていた方が私より先に呼ばれて知り合いの方に癌だって と言っておられ メラノーマかな?と思ってしまいました。なんちゃってでちょっと切られたりするとかえって悪化するのですよね。 高須先生の愛犬でさえ メラノーマになるので怖いです。 吉田先生のお話し、興味がありますが、患者とその家族限定なんですよね。本間先生は聴けないのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。皮膚癌はこわいです。悪性黒色腫は切って検査をする生検せいけんは禁忌なのです。高須先生の愛犬もメラノーマで亡くなりました。こわいです。治療法も進歩しました。
10万人におよそ1.5人だと100万人で、15人ですですよね。
同じ仲間が集まることで、自分は一人じゃないと大きな支えが出来ますし。
今回声をあげた谷口さんの想いを感じました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。今はネットで情報を集められますが、昔は病棟で患者さん同士のコミュニケーションがありました。手術を受けた患者さんが次の患者さんにアドバイスをしていらっしゃいました。患者さん同士が連絡を取り合うのはいいことだと思います。