医学講座
夫婦の愛冷え込む「産後危機」って?
平成30年1月16日、朝日新聞朝刊の記事です。
(いちからわかる!)夫婦の愛冷え込む「産後危機」って?
■妻の半数が経験者。育児・家事に対する夫の行動も影響か
アウルさん 出産後に夫婦の愛情が冷えこんでしまうことがあるんだって?
A 民間の研究所が2011年に発表した調査がきっかけの一つになり、注目されるようになったよ。夫婦約300組で、出産前は夫、妻ともに7割超(ちょう)が「愛していると実感」と答えたのに、子どもが2歳(さい)の時には夫は5割、妻は3割近くまで落ちこんでいた。NHKの情報番組が「産後クライシス(危機〈きき〉)」として紹介(しょうかい)したんだ。
ア そんなに問題なの?
A 岡山大のグループが昨年報告した調査では、子育て中の母親の半数が産後危機にあてはまり、このうち約6割は調査時点でも危機が続いていた。一方、危機の経験者をふくめ、夫との仲が深まった人も全体の約6割いた。状況(じょうきょう)は夫婦それぞれだ。
ア 何が原因なの?
A 産後はホルモンバランスが急に変わり、抑(よく)うつや不安になりやすい。また、この調査では、育児や家事に対する夫の行動を低く評価している人ほど、夫との関係性も悪い傾向(けいこう)があった。夫の行動の影響(えいきょう)も大きそうだ。
ア 「イクメン」という言葉を最近よく聞くよ。
A 総務省(そうむしょう)の2016年の調査では、6歳未満の子どもがいる世帯の夫は育児や家事に1日平均1時間23分かけ、10年前より23分延びた。でも妻の7時間34分とはまだ大きな開きがある。
ア 夫は仕事で、時間をかけにくいのかな?
A 子どもがいる世帯の夫が育児や家事にかける時間は夫婦が共働(ともばたら)きかどうかを比べてもほぼ変わらない、という総務省の調査結果があるよ。育児休業を取る男性も少ない。役割分担は家庭ごとにちがうけど、日本では「男性は仕事、女性は家事・育児」という意識が根強いとの指摘(してき)もあるんだ。産後危機は夫婦だけでは解決しづらい面があり、社会のあり方も問われているよ。
(阿部彰芳)
■ ■
この記事は、
これからパパやママになる人に、
ぜひ読んでいただきたいと思います。
私は知りませんでした。
子育て中の母親の半数が産後危機
…これは大変なことです。
危機は本間家にもありました。
愛とバトルの結婚生活
■ ■
自分の反省も込めて言います。
私はいい夫ではなく、
いいパパでもありませんでした。
子供が小さい時は、
仕事ばかりしていました。
家事と育児は、
奥さんに丸投げでした。
■ ■
医師の過重労働が問題になっています。
応召義務おうしょうぎむ
…という法律による義務があります。
夜間でも患者さんを診なければいけません。
地方の病院では特に大変です。
お医者さんの奥さんは大変です。
私は奥さんの産後には、
関西から奥さんの母親に来てもらいました。
■ ■
2人の子供の産後には、
家内の母親にとてもお世話になりました。
♡ありがたかった♡です。
引越しの時にも、
関西から来てもらいました。
とても助かりました。
記事の中でほっとしたことは、
危機の経験者をふくめ、
夫との仲が深まった人も全体の約6割いた
…ということです。
若いご夫妻に危機を乗り切っていただきたいです。
“夫婦の愛冷え込む「産後危機」って?”へのコメント
コメントをどうぞ
産後より私は妊娠中精神が不安定になり、産婦人科の先生と長い時間話を聞いてもらったことがあります。産後は赤ちゃん中心になり、特に第一子は神経質になりミルトン消毒やら気を使いましたが、二人目は消毒なんてしなくなりました。 夫婦仲より我が家はいい年の男が結婚するかです。本家もさくらんぼ家の姓を継ぐ様子もなく、さくらんぼ家もこれで終わりです。お墓を建てるにあたり家紋も調べ、先祖がわかりました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。うちもお墓の時に家紋を調べました。せっかく調べたのにもう忘れています。お墓のことも家のことも大変ですね。私の祖母のお墓は東京の谷中にありますが継ぐ人がいなかったらどうなるのかなぁ~?と思っています。私はもう少し子供とかかわる時間があったら楽しかったのかなぁ~?とちょっと後悔しています。
産後クライシス、初めてのワードでした。
母性本能があるので
お母さんになるとご主人への愛が薄れるのも
あるのかもしれませんね。
でも愛が深まったとこたえた方が6割いらした事に
安心しました。
今のお父さんは育児に協力的ですよね。
本間先生はお医者様でお仕事が過酷ですし
一昔前なので、仕方ないと思います。
ですが奥様とお母様に本当に感謝ですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。嫁さんの母親が来てくれたので助かりました。私の両親も孫の面倒はよくみてくれました。ありがたかったです。医師の過重労働が問題になっています。当直明けでも外来をするのがふつうでした。育児にかかわる時間はなかったですし、今も育児に参加できる時間がないお医者さんが多いと思います。
うちも主人が仕事で毎晩遅く
休日出勤も当たり前でした。
私が出産した時は母は48才
シングルマザーで仕事をしていたので
今は亡き祖母が家に1週間泊まって
助けてくれました。感謝しています。
その後は一人で沐浴などの育児を
全てしてましたが産後危機を感じた事は
ないです。ただ育児書を読みすぎて
神経質になってしまったのは
反省しています。
これから親になる若い人には
振り返るとあっという間だった
子供の可愛いらしい時期を、
少しでもご夫婦で協力して一緒に育てて
楽しめたら産後危機も乗り越えて
いけるのかなと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。『子供の可愛いらしい時期』を私は家にいる時間が少なく寝顔しか見ていないこともよくありました。『ご夫婦で協力して一緒に育てて(子育てを)楽しむ』というのがいいと思います。とてもいいアドバイスをありがとうございました。