二重・眼瞼下垂
自分の目の歴史
今日は2019年9月20日(金)です。
札幌は寒くなりました。
今シーズンはじめて、
札幌美容形成外科の暖房を入れました。
クリニックの暖房を入れるのは、
院長の私が決められます。
自宅だと奥さんからもう一枚着たらと言われます。
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久しぶりに目のお話しです。
札幌美容形成外科で多いのが、
眼瞼下垂症手術です。
がんけんかすいの程度は、
人によってさまざまです。
自分で気づいていない人も多いです。
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困るのが、
他院で手術を受けた患者さんです。
もともとの目がわかりません。
もともと左右差があったのか?
小さい頃は左右同じ目で、
ある時から左右差が出てきたのか?
ほんの小さな違いですが、
手術結果に大きく影響します。
■ ■
患者さん本人や、
お母さんにお聞きしても、
わからない
左右同じだった
…ということがよくあります。
手術中にまぶたの中を見ると、
明らかに解剖学的な差があります。
■ ■
そんな時に、
私は目の歴史を聞くことにしています。
医学では、
患者さんの病歴びょうれきを聞くのが、
正確な診断への大きな手がかりになります。
お腹が痛くなったのはいつからですか?
…というあれです。
目の歴史を聞くのは大切です。
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私:アイプチをはじめたのは中学生ですか?
患者さん:はい中学生からはじめました。
本格的に毎日するようになったのは高校生からです。
私:どちらの目が簡単にアイプチができましたか?
患者さん:左目はすぐにできましたが、
右目は決まらずに毎日苦労していました。
こんな具合に問診をします。
アイプチが決まらない目は原因があります。
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・片側だけ挙筋機能が悪い
・片側だけ挙筋腱膜が薄い
・片側だけ下横走靭帯が発達している
…など何らかの解剖学的異常が片側にあるので、
それで、
左目は簡単に二重になるのに、
右目は30分かかっても決まらない
…ということになります。
自分の目の歴史をよく覚えておいてください。
“自分の目の歴史”へのコメント
コメントをどうぞ
問診でアイプチが出てくるのですね。
驚きました。
美容系YouTuberさんの中にも
アイプチが片方の目だけなりにくい
と言ってました。
30分かかる人がいるとは
知りませんでした。
朝の貴重な時間に大変ですね。
挙筋腱膜、確か以前に書かれてました。
餃子の皮でしたか?
違ってたら、ごめんなさい!
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。微妙な左右差は本人も家族も気付いていないことがあります。アイプチで苦労したことはよく覚えています。ギョウザの皮より薄い挙筋腱膜を操作して左右対称の目を作るのは難しいです。覚えていてくださってありがとうございました。
よほど眼瞼下垂という病気が知られてきましたが、まだまだ知らない人がいるので先生のブログで取り上げて多くの人に知らせてください。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。有名人が眼瞼下垂症手術を受けて知名度が高くなりました。私たちから見て、ちょっと気の毒だななぁ~と思うこともあります。誰が手術をしても難しいのが眼瞼下垂症です。
今日は仕事中、鼻水やくしゃみ
が多かったので寒さの体調管理に
気をつけたいと思いました。
本間先生もお体お気をつけてください。
アイプチの経験はありませんが、
二重の左右差はあります。
病歴=目の歴史
よく話を聞いてくださる
お医者さまは信頼できると思います。
最初から本間先生と繋がれると
手術前によくご相談できますね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。寒くなりました。気温の変化が大きい時期なので体調管理に気を付けます。他院で手術を受けていると手術前にはわからないこともあります。手術中にお聞きすることもあります。微妙な調節をするには目の歴史を聞くことが大切です。65歳になっても毎日苦労して手術をしています。