医学講座
第143回日本美容外科学会学術集会(横浜)2022②
今日は2022年1月16日(日)です。
昨夜、横浜から帰ってきました。
大雪の札幌から行きましたが、
とてもためになる学会でした。
今までの日本美容外科学会にはない、
新しいやり方での学会でした。
会長の山下理絵先生に感謝いたします。
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山下理絵先生のアイデアは、
実際に患者さん役の方に会場にいらしていただき、
演者&デザイナーの先生に、
会場で患者さんにデザインをしていただく方法です。
ライブサージェリーとは違って、
切ったり縫ったりはしませんが、
とても勉強になりました。
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私が特に勉強になったのが、
眉毛下切開 デザインと手技でした。
座⾧の林寛子はやしともこ先生は、
2003年に日本美容外科学会会報Vol25No3に、
眉下切開の論文を書かれた先生です。
この眉下切開の歴史について、
コメンテーターの白壁征夫しらかべゆきお先生が、
詳しく解説してくださいました。
白壁先生は日本美容外科学会の生き字引的存在です。
何でもよくご存知です。
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実際に患者さんにデザインをしてくださったのは、
毎日、数多くの眉下切開をなさっている、
一瀬晃洋いちのせあきひろ先生と、
前多一彦まえだかずひこ先生でした。
お二人とも、
とても丁寧に教えてくださいました。
同じ眉下切開でも、
術者によってやり方が違うこともわかりました。
■ ■
今までの日本美容外科学会と違った手法で、
とても勉強になりました。
さすが山下理絵先生だと思いました。
大雪の札幌から横浜まで行った甲斐がありました。
帰りの飛行機は順調でしたが、
JR北海道が雪の影響で間引き運転でした。
列車の速度も落としていました。
大雪の中を運行してくださる、
JR北海道の職員の方に感謝いたします。
“第143回日本美容外科学会学術集会(横浜)2022②”へのコメント
コメントをどうぞ
同じ眉下切開でも、
術者によってやり方が違うのですね。
列車に運良く直ぐに乗れて良かったです。
お疲れ様でした。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。同じ術式で術者によってここまで違うとは思いませんでした。座長も私も前多一彦先生の術式が好みでした。前多先生には丁寧に教えていただき感謝しています。
眉下切開はどんな場合にするのかそのメリットも教えてください。21日に母が眉上切開して眉毛を挙げる手術をします。
てっきり眼瞼下垂の手術と思っていましたが眉の筋肉も下がっているのだそうです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。眉下切開は眉尻側の皮膚が下がっている患者さんに良い適応があります。まつげの上を切ってまぶたを上げても眉尻側の皮膚が厚く重くなってしまいます。さくらんぼさんのお母様の場合は片側の不全麻痺で眉毛が下がっているため、顔面神経麻痺静的手術と呼ばれる手術になります。眉の上を切って眉を上げる手術をします。眉下だけ切ってもお母様の場合は眉もまぶたも上がらないからです。
天候のご心配もある中で横浜まで学会
ご出席お疲れさまでした。
患者さん役の方がいらっしゃることで、
さらに、わかりやすい勉強の場になる
と思いました。本間先生の学ばられる姿勢
を尊敬しています。
眉毛下切開 、加齢が原因の方、もともと
腫れぼったいまぶたが気になる方に
とって魅力的な手術だと想像しました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。大雪の中を横浜まで行って勉強してよかったです。患者さん役の方がいらして、勉強になりました。眉下切開は加齢によって下がった皮膚を切除するいい方法だと思います。同じ術式でも術者によって違うので先生を選ぶのが難しいと思いました。