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建築デザイン
札幌美容形成外科の内装工事はちょうど3年前の今日、竣工・引渡しがありました。建物の賃貸契約をして、家賃を払い始めてから6ヵ月かかりました。まず、目指す建物を探して、空室があるか確認。不動産賃貸契約を結びます。ビルの空室はそう何件もありませんので、気に入った建物であれば開業前から押さえる必要があります。
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これから美容外科・形成外科の診療所を開業なさる先生は、今までに経験したことがない、さまざまな契約をしなければ開業できません。昨日の日記にも書いたように、診療所向きのビルは多くはありません。
‘これダ!’と決めたビルがあれば、他の先生に契約される前に契約なさることをお薦めします。
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私の場合は、たまたまビルの下見に来た時に、㈱スノー会舘の担当の方が、とても親切に案内してくださったので決めました。
札幌美容形成外科が入居した3Fは、雪印パーラーの宴会場だったため、奥に厨房設備がありました。そのため、昨日記載した、水・排水の問題はクリアーできました。
ある先生が見学にいらして、厨房用のシンクをご覧になりました。とても使いやすそうなので、ご自分のクリニックを開業する時にマネさせてもらいますと言われました。
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飲食店などの店舗デザインは専門の建築家が多数いらしゃるようです。新しいビルの飲食店に入ると実に洗練されたデザインで、照明にも凝っています。
美容外科専門の建築家が札幌にいらっしゃるかどうか?私は存じませんが、私は自分の家を建てる時にお世話になった建築家に依頼しました。
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私が依頼した建築家は萩原淳一さんです。北海学園大学工学部をご卒業後、札幌市内の有名な建築デザイン事務所で腕を磨かれました。
私が自宅を建てた時は、まだその建築デザイン事務所にいらしたのですが、その後独立し開業されていました。
私はうるさい施主なのに、細かい注文を文句も言わずに何度も図面を引き直してくれたのが気に入っていました。
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独立された後、どこに行かれたかわからなかったので、電話帳を頼りに片っ端から探しました。20~30軒目でようやく見つかりました。先輩の事務所の横の小さなスペースでこじんまりと事務所を開いていました。彼はとても喜んでくれ、設計を引き受けてくれました。
私には、私なりのこだわりがありました。待合スペースは隣の人が見えないように。カウンセリング室は完全個室に。
手術室は手洗い装置をつけて、麻酔の余剰ガス排出装置もつけて。などなど、萩原建築士は実に良く私の意見を反映してくれました。
私の仕事が終わった後で、デパートで弁当を買って彼の事務所へ行き、弁当を食べながら何回も打ち合わせをしました。
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そうしてできたのが札幌美容形成外科です。私がはじめて持ったMyクリニックです。
時代の流れとはいえ、この札幌美容形成外科を壊してしまうのはとても残念です。
萩原淳一一級建築士は、まじめで信頼できる方です。‘絶対に’偽装なんかしない人です。
ここがHPです。札幌美容形成外科も掲載されています。一度クリックしてみてください。