医学講座

粉瘤(ふんりゅう)の手術2013②

 昨日の院長日記でご紹介した、
 日本形成外科学会HPの記載です
 感染のない場合は手術的に摘出します。
 腫瘍の直径の1~2倍の長さで
 開口部を含めて紡錘形に皮膚切開をして
 内容物を袋ごと摘出し、
 皮膚縫合した後の傷をシワに沿わしたり、
 くさび形に切除したりして出来る瘢痕を目立たなくします。
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 時には顔面の場合など傷をより綺麗にするために、
 開口部の皮膚と内壁をくり抜いて内容物を排出した後に
 嚢腫壁を摘出すると、
 腫瘍の大きさに比べて傷が小さく目立たなくできます。
 (日本形成外科学会HPより引用)
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 切開は腫瘍の直径の1~2倍の長さ
 …というのが形成外科医の常識です。
 大きな粉瘤では…
 皮膚が伸展されてぺらぺらになっていることがあります。
 赤くて薄い皮膚は切除するのがふつうです。
 背部の粉瘤など…
 気づかないで大きくなっていることがあります。
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 私が先輩から教えていただいた手術も…
 私が後輩に教えたのも直径の1~1.5倍でした。
 形成外科医が縫合すると…
 傷は目立たないという変な自信もありました。
 ところが最近は考えが変わりました。
 私が手術をしても体質によっては…
 傷が残る人はいるので…
 できるだけ小さな傷にしようと努力しています。
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 昔は女性の顔にできた粉瘤でも…
 先輩から教えていただいたように…
 切っていました
 今は…
 できるだけ開口部の皮膚と内壁をくり抜いて内容物を圧出し
 嚢腫壁(のうしゅへき)を摘出しています
 感染していて全摘出できないこともありますが…
 このほうが傷が小さくて済みます。
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 手術時間がかかって…
 内容を圧出する時に…
 ブシュ~~っと…
 私の顔にくさい液がかかることもあります
 それでも…
 治りも早く傷も小さくできます。
 全員にできるわけではありません。
 時間がかかるので…
 繁忙期には対応できないこともあります。
 ただ粉瘤の手術は
 腫瘍の直径の1~2倍の長さを切らなくてもできることがあります。
 先生とよく相談なさってください。

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