医学講座
形成外科専門医試験①
昨夜(平成25年6月22日土曜日)、
札幌グランドホテルで、
第4回北海道形成外科フォーラム
“北の大地”2013が開催されました。
第3回は平成24年9月29日
第1回は平成22年6月26日でした。
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特別講演として2題のご発表がありました。
私の行っている美容外科手術
クリニカ市ヶ谷_倉方優先生
専門医認定審査の現状と問題点
埼玉医科大学形成外科_中塚貴志教授
その他、看護師さんの発表と合同カンファレンスもありました。
有意義な会でした。
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私は中塚先生の専門医審査についての講演が印象的でした。
形成外科専門医試験を受けるには、
従来は6年間以上の会員歴が必要でした。
平成22年から、
臨床研修制度の変更に伴う措置だと思いますが…
4年間の会員歴で受験できるようになりました。
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形成外科専門医になるには、
書類審査と筆記試験、口頭試問があります。
私の頃は形成外科認定医でしたが、
国の制度が専門医になったことで…
認定医→専門医になりました。
私が認定医を受験した時は、
自分が手術を担当した症例が審査対象でした。
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形成外科では10症例(じゅっしょうれい)と呼び…
専門医を目指す先生は…
10症例いのちでした。
自己のベストの症例写真を提出して…
その写真で技量を判定されました。
専門医を取得させるために…
施設長は研修医にしっかり指導をしていました。
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私が認定医審査を受ける前には、
大浦武彦教授から厳しい学内審査がありました。
書類を何度も書き直していただきました。
ある意味…
学位論文の審査より厳しかった記憶があります。
北大から認定医審査で落ちた先生はまれでした。
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昨夜の中塚先生のお話しによると…
平成23年は107人
平成24年は66人
…の先生が書類不備だったそうです。
単純な押印忘れから…
学会入会前の症例など…
単純なミスも含めた書類不備が多かったそうです。
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専門医になるには…
形成外科の知識はもちろんのこと…
社会人としての常識も必要です。
審査料を払って専門医試験を受けるのです。
しっかり書類を読んで書いてください。
上の先生のチェックも甘くなったのかなぁ~と感じました。