医学講座

埋没法で感染_2795万円

 昨日の院長日記でご紹介した、
 美容医療裁判の本2019
 …には、
 私たちが知らない裁判例が載っています。
 裁判は公開された法廷で行われます。
 傍聴は誰でもできます。
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 裁判結果は文献になっているものもあります。
 専門書を買うと読めますが、
 高価なものが多く、
 私でも持っていません。
 この本は2,400円(税別)です。
 専門書としては安価です。
 ぜひ美容外科クリニックで購入することをおすすめします。
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 興味深い裁判例が載っていました。
 判時1558号 104頁
 京都地裁判決 平成7年7月13日

 判時1558号
 …というのは、
 判例時報という雑誌の1558号です。
 この雑誌に掲載された裁判例です。
 国立国会図書館に行くと読めるようです。
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 美容医療裁判の本2019
 …に掲載されていた内容です。
 二重埋没法の手術後に、
 両眼瞼膿瘍がんけんのうようになり、
 両カタル性角膜潰瘍から、
 角膜混濁、
 角膜・瞳孔の変形、
 著しい視力低下となり、
 京都地裁で裁判がありました。
 2,795万円の認容額となった判例が載っていました。
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 私自身は、
 他院で行われた埋没法の後に、
 MRSA感染となった患者さんを治療しました
 幸いなことに、
 その患者さんの感染は治りました。
 後遺障害も残りませんでした。
 埋没法で腫れが続く場合は、
 必ず受診していただき、
 しっかり経過を診ることが大切です。

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