院長の休日
あいさつ
平成24年9月11日、北海道新聞朝刊、『いずみ』への投稿です。
あいさつ
暑い日が続き、せめて朝の涼しいうちにと花畑の草むしりをしていると突然、背中から「おはようございます」と元気な声がした。振り向くと塀の向こう側に、中学生が帽子を脱いでいがぐり頭をチョコンと下げているのだ。
野球の早朝練習に行くらしく、真新しいユニホームを着て大きなカバンを肩から下げ、手にはバットを持っていた。私は思わず「おはよう、偉いね」と返事をした。その中学生のめんこくて、清純な姿をほれぼれと見つめた。ふと東京と札幌に住む孫の姿と重なり、その後ろ姿を見送った。
わが家は余市町旭中学校と大川小学校の通学路に面している。ある日、散歩の道すがら、学童保育を終えたらしい3~4人の児童に会った。先頭の男の子が「こんにちは」とあいさつすると、次々と「こんにちは」とお辞儀をして通って行くのだ。「あら、こんにちは、学校の指導なの」と聞いたら「いいえ」と照れくさそうに答えてくれた。
私はこの地域に長く住んでいるが、大人にあいさつの出来る子はここ数年来だんだん増えたような気がする。これが他の区域に共通することであればうれしい。
今の時代、あいさつのできない大人たちもいる中で、将来を担う子供たちに明るい未来を見たような気がした。
庭の草を抜きながら、朝からすがすがしくさわやかな気持ちに浸っていた。
高 幸子(73歳・主婦)=後志管内余市町
(以上、北海道新聞より引用)
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この投稿を読ませていただき、
朝からすがすがしいさわやかな気持ちにひたれました。
投稿者の高さまに感謝しています。
あいさつが教えてくれたこと
いつもあいさつしてくれるボク
娘のあいさつに学ぶ
こどもさんのあいさつは、
心をなごませてくれます。
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最高学府の大学を卒業して…
難関の医師国家試験を通ったのに…
あいさつができない先生がいました。
こわい指導医だった私は…
よく怒っていました。
あいさつは信頼を築く基本です。
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今はOSCE(おすきー)という科目があり、
ベテランの患者さん役の先生(ボランティアの方です)から、
医学生はきびしい評価を受けます。
どんなに教育をしても…
小さい頃に身についた習慣にはかないません。
あいさつと笑顔は、
男性にも女性にも必要です。
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後志(しりべし)管内の、
余市町(よいちちょう)は、
宇宙飛行士の毛利衛さんのふるさととして有名です。
風光明媚なところで、
海も山もあります。
ニッカウイスキーの工場もあります。
今度、紅葉を見に行ってみようと思います。
1976年の大学時代(36年前)、
友人と余市ニッカウヰスキー工場