医学講座
眼瞼下垂手術後の腫れ
眼瞼下垂症の手術は進歩しました。
私が医師になった30年前は、
眼瞼下垂症手術は必ず入院していました。
手術で出血して、
眼の腫れがすごかったからです。
目が腫れて歩きにくく危険なので
入院して手術をしましょう。
が決まり文句でした。
■ ■
こちらのHPに記載されている方は、
腕のよい先生が手術をなさったと思います。
手術後の経過や縫い方を見るとわかります。
ただ、手術後の腫れはかなりのものです。
手術をしたら…
こんなに腫れるのですか?
とご心配なさる方もいらっしゃいます。
私はこのページを患者さんから教えていただきました。
札幌美容形成外科で手術をなさった方は、
HPの眼瞼下垂症に掲載してある程度です。
■ ■
形成外科専門医が手術をしても…
私が手術をしても…
10年前は最初のHPに記載されていた方と
同じ位腫れていました。
目の手術は腫れるのが当たり前でした。
まぶたの皮膚は薄く、
皮膚のすぐ下に細かな血管網があります。
血管が網のようになっています。
細い針で注射をしても、
血管に当たってすぐに内出血してしまいます。
■ ■
まぶたの皮膚の下は
すぐに眼輪筋(がんりんきん)という筋肉です。
この筋肉の中にも
細かい血管がたくさんあります。
筋肉が収縮する時に、
たくさんのエネルギーを消費するので、
血管が発達しているためです。
■ ■
眼輪筋(がんりんきん)の下には、
瞼板(けんばん)、
挙筋腱膜(きょきんけんまく)
眼瞼挙筋(がんけんきょきん)
ミューラー筋(みゅーらーきん)
といった組織があります。
特に瞼板と眼瞼挙筋の接合部では
それはそれは細かい血管が、
網の目のようになっています。
■ ■
眼瞼下垂の手術では、
この細かい血管が網の目になっている、
ちょっとでも間違うと
すぐに出血してしまう部位を操作するので、
どんなにベテランの先生が手術をしても
必ず出血していました。
私が手術をしても出血していました。
最初のHPの例は、
決して特別な腫れではなかったのです。
■ ■
今の札幌美容形成外科の手術では、
腫れはあっても軽度です。
ある方が、
前に埋没法で手術した時より腫れが少ない
と驚いていらっしゃいました。
この腫れが少ない企業秘密は、
手術用顕微鏡です。
私たち形成外科医は、
血管の手術を顕微鏡でします。
業界用語でマイクロと呼んでいます。
■ ■
簡単にできる手術ではありません。
手術用顕微鏡もドイツ製です。
ベンツSクラスと同じ位の価格がします。
使いこなすのにも、
訓練が必要です。
ここがチェーン店の、
なんちゃって美容外科医と違うところです。
札幌美容形成外科の腫れの少なさは、
誰にでも真似ができる手術ではありません。
手術前です
手術直後です
腫れや内出血はわずかです
手術直後です
手術7日後です
手術17日後です
手術8週後です
今日眼科に行ったのですが、眼圧とかを測る検査の時にもっと目を開けてくださいと言われました。
自分ではあけているつもりなんですが・・・
しかも瞼を指で持ち上げて看護婦さんが検査をしていました。
なので少したれてきてるのかな?なんて自分で思いました。
今までは持ち上げられたことなかったので何となく気になりました。
腫れが少ないというのは本当に楽ですよね。
10代のころ同級生が冬休みを利用して二重瞼の手術をしたことがありました。
当時は美容形成などあまり盛んではなかったので金額的にもかなりかかったと同級生は話していました。
アルバイトをして手術費用を稼いだと当時話していました。
腫れもひどかったので、冬休みの初めに手術をしたと話していたのを思い出しました。
不況で明るいニュースはありませんが、こんな時こそきれいになって気持ちだけでも明るくしたいものですね。
写真の患者さんはほんとに 綺麗になられましたね。
眼は だいじなところなので 信用ある 技術に優れたところで受けて欲しいです。悩んでいる方は本間先生に相談してみてください。母は 冬分 畑仕事をしていないため 疲れないせいか 秋口より やや 眼の開きがいいようですが、本間先生に写真で診断していただいたように左がかなり垂れています。脳手術後、脳外科の先生から眼科に紹介されて 診ていただきましたが、なぜか目薬を処方されただけで手術とかの話もなかったし 眼瞼下垂症とも言われなかったです。残念ながら 近くで眼瞼下垂症の手術がうまい先生は探せないので もう少し下垂がひどくなり 見えなくなったら母も少し遠くても手術するとおもいます。
札幌の方は 絶対 本間先生です。
追伸
日焼け予防効果があるカバーマークを使い初めて半年以上が過ぎ シミだけでなく 顔全体に塗っているのにようやく1瓶がなくなり(長く持ちます) 会社に問い合わせたら、 いろんなサンプルを 送ってくださる事になりました。先生のBLOGでも紹介されていると言いましたら、どこの 誰先生ですか?と聞かれたので 教えました(^_^)v 雪焼けで主人は真っ黒ですが(日焼け止めは塗ってますが黒くなりました)私は例年より日焼けしてません(^_^)v
企業秘密をバラしちゃいましたね。でも先生の様に手術用顕微鏡を使いこなせるドクターはそうそう居ないでしょうから、全然大丈夫でしょう。
手術用顕微鏡は脳外科で母の手術でも使ったと思います。私の時も脊髄の神経にできた腫瘍だったから使ったのでしょうか?
母の術後すぐドクターから家族に説明があるのですが なぜか ドクターの眼鏡に血が付いていました。説明では ちょっと細い血管に触れてしまい 出血しましたが 問題ないとの事でしたが、本間先生は瞼の血管ですからもって細い?のに 出血も腫れも少ない手術をされてすごいと思います。誰か真似しようと思っても できるものではないと思います。
眼瞼下垂の手術で先生にお世話になった者です。
HPを見て、手術が上手い先生でもこんなに腫れるの?!とビックリしました。
私は術後すぐに彼に会いましたが、メガネをしてたせいもあり、『よく見ないと手術したなんてわからないよ』と言われたくらいです。抜糸前もメガネで普通にお買い物しました。
これが普通なんだ、なんてことなかった〜!なんて思いきや、先生の技術のお陰だったんですね。
改めて、本当にありがとうございました!!