医療問題

介護の大変さ

 札幌市北区屯田は、
 閑静な住宅街です。
 私が高校生の頃(30年前)は、
 まだ畑がたくさんありました。
 夏になると…
 ひばりがよく鳴いていました。
 遠くに手稲山が見えました。
 火災になったグループホームは、
 二世帯住宅を改造したと報道されていました。
      ■         ■
 私もよく知らないので、
 これから先の記述が誤っていたら、
 コメントで訂正してください。
 介護福祉施設という名前から…
 どんな仕事を想像されますか…?
 老人介護施設
 お年寄りのお話しに…
 耳を傾けて…
 いっしょにカラオケを歌ったり…
 お食事の介助をしたり…
 ピンク色の…
 ほんわかとしたあたたかい雰囲気
 を想像されませんか?
      ■         ■
 現実は…
 そんなに甘いものではありません。
 一番大変なのが…
 下(しも)の世話です。
 特に大変なのが…
 うんこです。
 元気な時には、
 一日に一回だけだったのが…
 下痢でもすると…
 シーツやマットまで汚れることもあります。
      ■         ■
 24歳の女性職員が… 
 一人で8人ものお世話をするのは…
 寝る間もないと想像します。
 体重が70㎏もあるような方の…
 おむつ交換は疲れます。
 おむつ交換と
 体位交換をして、
 ベッド周りを整理して…
 あっという間に時間が過ぎます。
      ■         ■
 私は、
 そもそも国の基準が悪いと思います。
 一人あたりの…
 介護報酬が低すぎるのです。
 もともと老人病院で診ていたような方を、
 国の医療費が高騰したという理由で…
 グループホームなどへ移しました。
 一人あたりの報酬が低ければ…
 施設改修にかけるお金もなければ、
 複数の夜勤者も雇用できません。
      ■         ■
 私は…
 厚生労働大臣や、
 厚生労働省のお役人に、
 一週間でもいいから…
 介護福祉施設の夜勤をしてもらい、
 おむつ交換で、
 うんこの臭い
 髪にしみつく体験をしてもらうと、
 現場がよくわかると思います。
      ■         ■
 今回の火災で、
 24歳の女性職員が負傷して、
 入院されています。
 たくさんの方が亡くなられて…
 精神的にもショックを受けていると思います。
 とてもお気の毒です。
 問題の根幹は…
 消防設備ではなく…
 老人の介護を…
 安くあげようと考えた、
 国の政策にあると私は考えます。

“介護の大変さ”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    子供が大きくなり手がかからなくなった農閑期にニチイのホームヘルパー2級講座を受講し(一級は実務経験がないと取れませんので)いろんな施設で実習させていただき、農閑期の空いた時間に市の社会福祉協議会の嘱託訪問介護ヘルパーを脊髄腫瘍になる少し前までさせていただきました。訪問介護では一日 3回3時間頼まれても 続けてなかったりするので一日拘束されていても日当が3000円でした。それで生計をたてようと思うのは大変な事です。失敗ばかりの連続で先輩ヘルパーさんにいろいろご指導いただいた事はとても役立つことばかりでした。脊髄を悪くしたのでもう仕事としてすることはないと思いますが、よい経験をさせていただきました。介護福祉士は資格はあっても 実際働いても賃金が安く辞めて行く人が多いようです。夜勤をしても手取りで20万になることはないので(都会では22万くらいだそうです)生活が大変だからです。安くても頑張っている若い人はほんとにお年寄りが大好きで、お年寄りから好かれている方ばかりです。一日中入浴担当の日は男性職員は何十人も一人で腰にコルセットをしてお風呂に入れます。「気持ちいいから、もっと入っていたい」 気持ちは痛いほどわかるのですが、時間内に終えないと、みんなが入れなくなるので上がってもらうそうです。
    施設では徘徊する方もいて、 ナースステーションに座らせたり、夜勤の時はとくに目を離せなくなります。 おしめの交換で大変だと聞いたことはありません。ただ、このかたは便量が多いからこのおむつ、下痢気味だからこのシートをと申し送り事項で伝えても、慣れない新人さんはオシメの当て方が悪くシーツまで交換の事もあるようです。食事の時は歩けない人でも車椅子に乗せて食堂に行きます。ほとんど若い男の職員さんが重い患者さん担当です。MRSAの患者さんもいます。 若くてもがんばろうと思っている人もいるのだから政府も職員の賃金を上げて欲しいと思います。大きな病院などの看護師さんは賃金が上がり待遇もよく無料の寮があったりしますが、介護職員はないです。
    厚生労働大臣さんはいくらのお給料をもらっているかわかりませんが、せめて介護職員の賃金を上げてくださるようにしていただければもっと若い力が集まります。
    厚生労働大臣さんや鳩山総理もぜひ介護施設で体験介護していただきオシメ交換などしてみてください。ロボットや外国の方では 患者様とコミュニケーションが取れません。

  2. まみ子 より:

    私の姪はヘルパーをしています。先生の言うとおり毎日ウンコまみれで働いています。お給料も安く、同期に入社した人は一人も残っていないそうです。

    「入浴介助していたらお風呂の中でウンコしちゃったよぉ〜」と言ってる時もあります。今回、気道熱傷で入院されている職員の方と姪が重なります。

    亡くなった方の御冥福をお祈り致します。

  3. 小泉洋子 より:

    こんばんは!私は歯科衛生士を38年やっております。口の中のケアーは自信ありますが、24歳の若い方が夜間一人でお年寄りのお世話をしていてどんなに大変だったことでっしょうか?これからますます高齢化社会になっていくことは目に見えています!
    今回の事故を無駄にせず、スプリンクラーを設置できる補助金の予算なんとかして各施設の安全面の充実を願います。
    それと同時に施設のある町内会とのつながりを密にして、施設の入居者と言うより町内会の会員として周りの人たちとの助け合いも必要かと思います。
    プライバシーとか個人情報がどうだこうだで、隣にどんな人住んでいるかわからない今日この頃です。
    行政が何もしてくれないのなら、地域から動いて小さなおせっかいで自分たちのまわりの案全と幸せをと思うのです。

    ヨウコ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ