医学講座
第38回日本熱傷学会③
昨日の院長日記に書いた、
ラップ療法の危険性に警鐘をならす
…という日本熱傷学会の発表は、
残念なことに…
どこの新聞社もTV局も取り上げてくれませんでした。
私自身が発表者の時も、
残念な思いをしました。
■ ■
日本熱傷学会では…
こんなもので…
こんなやけどをした…
…という発表があります。
もっと広く国民に啓蒙(けいもう)したいという発表が…
毎年必ずあります。
■ ■
残念なことですが…
学会は一般市民には公開されていません。
学会員で参加費を払った人だけ、
参加することができます。
マスコミの取材も…
学会長の許可がいります。
■ ■
マスコミからの取材2009という…
2009年5月30日の院長日記に書きました。
私はJA帯広厚生病院に在職中に、
加湿器による手のヤケドを学会で発表しました。
残念なことに…
学会で発表しても…
一般の人には伝わらず…
その後も、悲惨な事故が続きました。
札幌医大在職中に…
加湿器の危険性を啓蒙(けいもう)するために…
学会発表の前に、
新聞社各社へメールを送りました。
読売新聞が一番早く取材にいらしてくださいました。
■ ■
読売新聞→朝日新聞→北海道新聞。
と取材を受けました。
その後、テレビ朝日にも取り上げていただき、
国民生活センターで
詳しく調査していただきました。
これで日本の加湿器が大きく変わりました。
■ ■
北大形成外科の先輩、
松本敏明先生は
北大形成外科の医局長だった時に、
カップ麺のやけどを発表されました。
松本敏明先生は、
カップ麺のカップの形を変えて、
安定する形状にすれば、
カップ麺による悲惨なやけどは減る
とマスコミに訴えました。
■ ■
その後、
食品メーカーが改良を重ねてくれて…
カップ麺の容器が変わりました。
あまり知られていない事実ですが、
日本のカップ麺の容器を変えたのは…
北大形成外科の松本敏明先生です。
こんなことでも形成外科は役立っています。
“第38回日本熱傷学会③”へのコメント
コメントをどうぞ
カップ麺の形ですか? わあ 北大の先生でしたか。 日常生活においても 危険なことが多いので ラップ療法の事も取り上げて欲しいですね。一人でも悲惨な事故がすくなくなるように。
ホッカイロでも低温やけどするのですから 日常生活に危険はいっぱい。 マスコミも取り上げて欲しいですね。ラップ療法。