医学講座
マスコミからの取材2009
2007年12月6日にも同名の日記を書いています。
院長日記を書き始めてから、
マスコミからの取材を受けるようになりました。
今まで、一番嬉しかったのは…
週刊文春の病院情報ファイルでした。
恵原真知子さんが日本全国を取材なさって…
毎週記事になさっていらっしゃいます。
私の好きなページで、
何回か引用させていただています。
■ ■
恵原(えはら)さんは…
医師以上に医学に詳しい方で、
とても博識な方です。
私たち医師は、
自分の専門分野は勉強しますが、
ちょっと専門を外れると…
途端に医学生のころの…
30年前の知識しかなくなることもあります。
週刊文春の病院情報ファイルは、
医師が読んでもためになります。
自殺予防ケアの記事は、
自殺企図の患者さんの家族へ送って差し上げました。
■ ■
医師は学会発表はよくしますが…
マスコミ向けの報道発表はしません。
個人情報のこともありますが、
一般的に医師は…
知識を啓蒙(けいもう)するということが苦手です。
報道発表というと…
医療事故で謝罪している院長が思い浮かびます。
疲れきった表情で…
頭を下げている光景です。
ですから…
医師はマスコミが苦手なのかも知れません。
■ ■
私は帯広厚生病院に在職中に、
加湿器による手のヤケドを学会で発表しました。
残念なことに…
学会で発表しても…
一般の人には伝わらず…
その後も、悲惨な事故が続きました。
札幌医大在職中に…
加湿器の危険性を啓蒙(けいもう)するために…
学会発表の前に、
新聞社各社へメールを送りました。
読売新聞が一番早く取材にいらしてくださいました。
■ ■
読売新聞→朝日新聞→北海道新聞。
と取材を受けました。
その後、テレビ朝日にも取り上げていただき、
国民生活センターで
詳しく調査していただきました。
これで日本の加湿器が大きく変わりました。
医師を何十年もしていると…
こんなことを広めてあげると…
いいのになぁ~
ということがあります。
■ ■
一人の医師としてできることには…
限りがありますが、
少しでも…
正しい、
正確な、
医学知識を、
この日記を通じて広めたいと思います。
今晩の…
FMノースウェーブの放送については、
明日、ご報告いたします。
当時先生が加湿器のやけどで新聞記事になったことを教えてもらい読んだことを今でも覚えています。
それまでは加湿器は今のように安全設計ではなかったので、公表されないだけでたくさんやけどをなさったお子さんがいたと思います。
その記事の後からだんだんと加湿器も変わってきてハイブリット式や従来型の熱い蒸気の出るものと種類が増えたのも事実です。
数年前、電気屋さんで加湿器を買い替えのときも従来型のもので子供さんがやけどをする事例があり蒸気の熱くないものが主流になりましたと説明を受け、今も使っています。
実際に今日のように先生のラジオ出演はとてもわかりやすく、加齢臭の誤解とわきがの違いもよくわかりますし、正しい情報をメディアで流すことはとても素晴らしいことと感じます。
(ヒロ福地さんは私は大好きなので今日のラジオ共演はうらやましかったです)
明日のブログも楽しみにしていますが、今日はご苦労様でした。
先生頑張って下さい。陰ながら応援しています。
ご苦労様でした。 加湿器によるやけどについての先生の発表は携帯の中のどこかのページで拝読させていただき 知らない事がいっぱいで もっと他の地域にも取り上げて欲しいなあと思いました。先生のブログは 私たち患者にも 大変ためになる事ばかりですが、 漢字の勉強(見た事もない漢字や使い方・敬語の使い方)にもなり 大変ためになります。これからも いろんな事教えてください。
すみません。昨日は忙しかったので 先生のブログ開けたまま 寝てしまい、気付いたらこんな時間になってしまいました。