医学講座
単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)
単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)は、
いわゆる赤アザのことです。
日本形成外科HPの記載は、
単純性血管腫はポートワイン血管腫とも呼ばれ、
真皮の毛細血管の局所異常で、
通常皮膚の膨隆を伴わず明瞭な境界線があり、
均一の紅斑を呈します。
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色は明るいピンク色から濃い紫色まであります。
その血管腫の主病変が真皮のどこに位置するかで、
浅在性、
深在性、
びまん型に分類されます。
発症は生下時よりみられ自然消退しませんが、
皮膚の厚さが加齢に伴って厚くなるため褪色する場合もあります。
しかし反対に色が濃くなったり、
腫瘤を形成する場合もあります。
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発生の頻度は、
男性より女性に多く、
好発部位は顔面と頸部ですが、
四肢にも比較的多く見られます。
治療としては現在では
色素レーザー治療が第一選択となっています。
(以上、日本形成外科HPより引用)
■ ■
ちょっと難しい表現ですが、
生まれつき顔や首などにある、
赤い色をしたアザが、
単純性血管腫だとお考えください。
写真を掲載してほしいというご要望がありましたが、
残念なことに…
掲載許可をいただいた写真がありません。
ネットで検索すると出てきます。
昨日の苺状血管腫も同じ理由で写真はありません。
申し訳ございません。
■ ■
苺状血管腫はふつう生まれつきありません。
最初に出た時は、
私たちにもわからないこともあります。
ちょっとした…
ぽつんとした…
赤い斑点のこともあります。
単純性血管腫は、
はっきりとわかるものが大部分です。
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この単純性血管腫にも…
キャンデラ社の
Vbeam(ブイビーム)というレーザーが、
とてもよく効きます。
残念なことに…
日本で保険適応になるには、
厚生労働省の承認が必要です。
この承認がまだ下りていないのです。
発売されてから…
5年近くになるのに、
まだ正式に認可されていません。
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保険医療機関では、
未承認の医療機器を使って、
保険診療はできません。
せっかくよい機器があって、
それでたくさんの赤ちゃんが救われるのに…
‘承認がないので保険外です’は
とても残念なことです。
一日も早く承認が下りることを願っています。
あざのレーザー治療は
札幌スキンケアクリニック、
いぐち皮フ科形成外科クリニック、
林形成外科クリニック、
をおすすめいたします。