医学講座

単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)

 単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)は、
 いわゆる赤アザのことです。
 日本形成外科HPの記載は、
 単純性血管腫はポートワイン血管腫とも呼ばれ、
 真皮の毛細血管の局所異常で、
 通常皮膚の膨隆を伴わず明瞭な境界線があり、
 均一の紅斑を呈します。
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 色は明るいピンク色から濃い紫色まであります。
 その血管腫の主病変が真皮のどこに位置するかで、
 浅在性、
 深在性、
 びまん型に分類されます。
 発症は生下時よりみられ自然消退しませんが、
 皮膚の厚さが加齢に伴って厚くなるため褪色する場合もあります。
 しかし反対に色が濃くなったり、
 腫瘤を形成する場合もあります。
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 発生の頻度は、
 男性より女性に多く、
 好発部位は顔面と頸部ですが、
 四肢にも比較的多く見られます。
 治療としては現在では
 色素レーザー治療が第一選択となっています。
 (以上、日本形成外科HPより引用)
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 ちょっと難しい表現ですが、
 生まれつき顔や首などにある、
 赤い色をしたアザが、
 単純性血管腫だとお考えください。
 写真を掲載してほしいというご要望がありましたが、
 残念なことに…
 掲載許可をいただいた写真がありません。
 ネットで検索すると出てきます。
 昨日の苺状血管腫も同じ理由で写真はありません。
 申し訳ございません。
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 苺状血管腫はふつう生まれつきありません。
 最初に出た時は、
 私たちにもわからないこともあります。
 ちょっとした…
 ぽつんとした…
 赤い斑点のこともあります。
 単純性血管腫は、
 はっきりとわかるものが大部分です。
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 この単純性血管腫にも…
 キャンデラ社の
 Vbeam(ブイビーム)というレーザーが、
 とてもよく効きます。
 残念なことに…
 日本で保険適応になるには、
 厚生労働省の承認が必要です。
 この承認がまだ下りていないのです。
 発売されてから…
 5年近くになるのに、
 まだ正式に認可されていません。
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 保険医療機関では、
 未承認の医療機器を使って、
 保険診療はできません。
 せっかくよい機器があって、
 それでたくさんの赤ちゃんが救われるのに…
 ‘承認がないので保険外です’は
 とても残念なことです。
 一日も早く承認が下りることを願っています。
 あざのレーザー治療は
 札幌スキンケアクリニック
 いぐち皮フ科形成外科クリニック
 林形成外科クリニック
 をおすすめいたします。

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