二重・眼瞼下垂
15年以上前の埋没法
15年前に埋没法を受けました。
先月、目が充血したので眼科に行くと…
眼科の先生が、
糸が出ているからと…
切ってくれました。
まだ残っている糸と…
反対側の目の糸は大丈夫でしょうか?
■ ■
このようなご質問を受けることがあります。
15年前に埋没法を受けた…にも書いてあります。
埋没法にもいろいろあります。
大きく瞼板法(けんばんほう)と
挙筋法(きょきんほう)に分けられます。
技術的に難しいのは挙筋法です。
初心者の先生がするのが瞼板法です。
■ ■
埋没法に使う糸は、
大部分がナイロン糸です。
ポリプロピレンという材質の糸を使うクリニックもあります。
埋没法は、
糸を抜去するのがとても難しいです。
特に4点法6点法と…
数が増えれば増えるほど難しいです。
■ ■
眼科で見つかる糸は、
瞼の裏側、
つまり眼球に接する側です。
眼科の先生が抜去してくださったり、
出てる糸を切ってくださって、
それで問題がない場合もあります。
感染を起こすこともありますが、
その場合は腫れや痛みがあります。
■ ■
眼科の先生が引っ張って、
するすると抜けることもまれにあります。
挙筋法で受けて結び目が一箇所の人です。
瞼板法でがっちり結んである糸は、
結び目が引っかかって、
引っ張っても抜けません。
糸は瞼の皮膚を切開しないと抜けません。
■ ■
感染を起こして腫れがある時は、
皮膚を切開しても…
なかなか糸を見つけられないことがあります。
一番抜かなければならない糸なのに…
一時間かかっても抜けないこともあります。
そんな時は一度あきらめて、
抗生物質を投与して腫れがおさまってから再挑戦です。
■ ■
埋没糸の抜去を得意とする美容外科医は少ないです。
根性のいる手術です。
他人の後始末的手術です。
高いお金を払ってきれいな二重する人でも、
糸を抜去するのに…
高いお金は払いたくないのが心情です。
お気持ちは理解できます。
■ ■
埋没糸の抜去は、
売上重視のチェーン店には無理です。
なんちゃって美容外科医にも無理です。
大きな病院の形成外科は、
埋没法そのものを見たこともない先生が多いです。
埋没の糸抜去がお上手な先生は、
横須賀のアロマ美容外科の鈴木敏夫先生です。
埋没法の糸で苦労している方へおすすめします。
信頼できる先生です。
“15年以上前の埋没法”へのコメント
コメントをどうぞ
埋没法の手技は15年前も今も変わらないのでしょうか?
手術をしてもらった病院へ行くのが一番良いのでしょうが、閉院していたら他の病院へ行くしかないですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。そうです埋没法はあまり進歩がないですね。32Gや33Gの極細注射針が出たくらいでしょうか?閉院しているクリニックもあります。
あとでどうなるのかわからないで受けている人が多いと思います、安さにつられないで信頼できる所で受けたいものです
そんな以前から埋没法があるとは知りませんでした。
私が知ってるのは消える糸です。
松◯聖子さんがその疑惑があると東京でADをしてる友人がメイクさんから聞いたそうです。
ググるとそれも厄介だとありました。
もう消える糸は使用されてないのでしょうか?
私が眼形下垂で再度手術を受け、目が充血しておかしいと思っていました。
そうしたらタイムリーに先生の日記で、埋没法の糸がコンタクト装着時の充血の要因との事で病院へ先月行ってきました。
糸は出てないそう。よかった・・・。
説明では糸は真ん中にしかないから、白目が充血しないと言われました。
いや、他の先生の日記で読みました。と言えませんでした。
その先生のプライドを傷つけそうで…
50歳の先生です。
で、眼科へ行くことをアドバイスされました。
まだ行ってませんが、どんどん眼精疲労が進み、
コンタクトを装着しなくても充血してます。
目薬で様子を見てますが、病院へ行かなければ…
埋没法受けるとき、その後の処置まで教えてくれる先生は
ほとんどいなさそうですよね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
埋没法は何回しても大丈夫と言われて糸が片目に10本も入っていた人がいました。まぶたの裏側はがたがたになってました。