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勤務医の5割「職場辞めたい」

 2007年2月20日の朝日新聞朝刊に勤務医の5割が「職場辞めたい」と考えている。日本医療労働組合連合会(医労連)が2007年2月19日に発表した約1000人の勤務医を対象にした調査で、過酷な勤務と人手不足で疲弊する勤務医の実態が改めて浮き彫りになったと掲載されていました。
 記事によると、昨年11月から今年1月、医労連加盟の医療機関や自治体病院など全国150施設の勤務医1036人から、前月の労働状況などを聞いた。
 1人あたりの労働時間は1日平均10.5時間で4割以上が12時間以上。宿直勤務は平均2.9回だったが、4回以上がほぼ4分の1に上り、大半は宿直前後も通常勤務に就く32時間労働だった。休んだ日数の平均は3.3日で、1日も休めない医師は4分の1を超えた。連続で勤務した日数は最長で平均19.5日間だった。
 健康状態に「不安」「病気がち」と感じているのは半数近く。翌日や休日後も疲れが抜けない「慢性疲労」を訴えたのはほぼ6割だった。過酷な勤務状況から、「職場を辞めたい」と考えた勤務医は、「まれに」(20.8%)を除いても52.9%に達し、働き盛りの30~40代では約6割に上った。「医師不足」を感じている勤務医は全体の90.0%だった。
 対策として、「賃金・労働条件の改善」が最も多く、「診療科の体制充実」「看護師などの充実で医療体制のレベルアップ」「医療事故防止対策の充実」などが続いた。
 また今日2007年2月23日の北海道新聞朝刊には、小児科医死亡は過労死 時間外、月100時間超 道労働局認定という記事が掲載されていました。道北の公立病院などに勤務していた小児科医の男性=当時(31)=が突然死したのは、月百時間を超す時間外労働による過労死だとして、遺族が旭川労働基準監督署に労災を申請していた問題で、北海道労働局は二十二日までに、労災と認定し、遺族補償年金の支給を決めた。医師の過労死認定は全国的にも極めて珍しい。医師不足の原因の一つとされる勤務医の過酷な労働実態の見直しを求める声が、さらに強まりそうだ。 遺族や関係者は、「『僕が死んだら働きすぎだから』ってよく冗談で言っていました」と振り返る。
 私自身も勤務医時代は休む暇などあまりありませんでした。開業してからは当直はなくなったものの、クリニックでの私の勤務時間は一ヵ月250時間以上。誰よりも早く行って一番最後に戸締りをして帰ります。
 昼食を摂るのは15:00~16:00の間。遅い時は17:00になります。職員が全員昼食を摂ったのを確認してから私が食べるようにしています。
 美容整形の先生は楽でお金が儲かってイイと考えている若い先生には、この現実を知っていただきたいと思います。開業医も決して楽ではありません。今の時刻は午前0:20で夕食はまだです。日記を書いてメールの返事を書いてから食事です。

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