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道新幹線開業6年営業赤字最悪

 今日は2022年3月26日(土)です。
 北海道新幹線が開通してから6年です。
 6年前に北海道新幹線開業
 北海道新聞が、
 大きな新幹線の広告で包まれて配達されました。
 道民の期待が大きかったです。
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 2022年3月26日、北海道新聞朝刊の記事です。
 地震、収益悪化に拍車 道新幹線開業6年 営業赤字、最悪の恐れ
 26日に開業6年を迎える北海道新幹線の収益環境が厳しさを増している。新型コロナウイルス禍の長期化に加え、16日夜に宮城・福島両県で震度6強を観測した地震の影響で、東京への直通運転が約1カ月間できなくなり、被災車両を巡る費用負担も膨らむためだ。2021年度の北海道新幹線の営業赤字は、過去最悪だった前年度の144億2900万円を超える恐れがある。
 「3月に入って乗客数が上向きつつあっただけに痛い」。JR北海道幹部は東北新幹線が一部不通になった影響の大きさに頭を抱える。
 17日以降、北海道新幹線は新函館北斗―新青森間の1日26本のうち4本が運休し、東京行きなど20本が同区間の折り返し運転を余儀なくされている。東北新幹線内の設備損傷が大きく、東京への直通運転の再開は4月20日前後にずれ込みそうだ。政府が21日で「まん延防止等重点措置」を解除し、首都圏の観光客やビジネス客の需要が持ち直すはずだったが、多くが飛行機などに流れる見込みだ。
被災車両を所有
 2021年度の営業赤字は昨年12月までの9カ月間で99億7700万円。コロナ禍の長期化で前年同期より4億円近く膨らんでいた。通年でも運休で客を失う影響で前年度超えとなる可能性がある。新幹線の営業赤字は同社が「単独では維持困難」とする地方10区間の合計赤字額に迫る厳しい水準だ。
 しかも地震によって宮城県の白石蔵王駅付近で脱線し、撤去作業中の新幹線はJR北海道の所有車両。「被害状況はまだ確認できていない」(同社)が、車両は保険に加入していないとみられ、損傷状況によっては2022年度以降に新車両購入を余儀なくされる恐れもある。
 新幹線の収支状況について同社は「開業当初から、2030年度末に予定する札幌延伸までは厳しいと想定していた」と表向きは冷静。延伸で倶知安、小樽という国際観光地が沿線に加わり、乗客が一気に増えると期待する。乗車率が向上し、現状では過大な車両基地や指令センターの維持費を吸収できるとの読みもある。
未体験の寒冷地
 だが、収支改善に向けた課題は多い。青函トンネルを貨物列車と共用している問題は、安全確保のためトンネル内を最大時速160キロまでしか出せない点の解決策が見えていない。現状では、札幌―東京間の所要時間を4時間半に縮めて飛行機から客を奪うシナリオを実現できない。
 氷雪対策も課題だ。新函館北斗―新青森間では、線路横に雪をためたり、線路下に落としたりして対応するが、道内の交通政策に詳しい北大理事・副学長の吉見宏氏は「延伸区間は国内の新幹線が未体験の寒冷地。新たな対策が必要になる可能性がある」と指摘する。2月の大雪で在来線の大量運休を引き起こしているだけに、慎重な対応が求められる。(伊藤正倫)

(以上、北海道新聞より引用)

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 今朝の道新を読んで驚きました。
 まさか地震で脱線した新幹線を、
 JR北海道が所有しているとは知りませんでした。
 しかも車両は保険に加入していない
 JR北海道は運が悪いです。
 今年はようやくベースアップがあると道新に出ていたばかりです。
 また赤字が増えると、
 JR職員の給与が心配になります。
 何とかがんばっていただきたいです。

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