医学講座
ハンタウイルス
今日は2026年5月8日(金)です。
連休明けに聞いたことがないウイルスを報道していました。
時事通信のニュースです。
感染者接触の客室乗務員に症状 ハンタウイルス―オランダ報道
【パリ時事】クルーズ船「MVホンディウス」の乗客らが「ハンタウイルス」に感染した問題で、途中下船した女性乗客に対応したKLMオランダ航空の客室乗務員が感染の疑われる症状を訴え、アムステルダムの病院に入院した。地元メディアが7日伝えた。
クルーズ船、スペインが受け入れへ 「ハンタウイルス」集団感染疑い
症状は軽く、検査を受けているという。ただ、これまでに感染が確認された3人と疑いのある5人はいずれも乗船者。仮に女性から客室乗務員への感染が確認されれば、拡大への懸念は高まりそうだ。世界保健機関(WHO)は大規模感染のリスクは低いとしている。

(以上、時事通信より引用)
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厚生労働省_検疫所の情報です。
ハンタウイルス肺症候群(Hantavirus Pulmonary Syndrome)
1993年、米国南西部で初めて流行が確認された呼吸器疾患で、新種のハンタウイルスが病原体であること判明しました。これまでに、米国、カナダ、南米(アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ブラジル、ウルグアイ、ボリビア、パナマ)で患者が発生しています。約40%が死亡する重症度の高い疾患です。
どうやってうつる
北米ではシカマウス、南米ではコトンラットやコメネズミなどのげっ歯類から感染します。いずれのげっ歯類も日本には生息していません。ウイルスを持ったげっ歯類の糞尿が混ざったほこりを吸い込むことで感染します。北米のハンタウイルス肺症候群では、ヒトからヒトへの感染は起こらないと考えられています。
症状
潜伏期間は1~5週間と推定されています。突然の発熱、頭痛、悪寒がみられます(1~4日間)。その後、呼吸困難、酸素欠乏状態が急速に出現します。呼吸数の増加、脈拍数の増加が顕著になります。入院時の症状として発熱、筋痛、悪寒がほぼ全例でみられ、嘔気、嘔吐、下痢および倦怠がしばしばみられます。他に短い呼吸、めまい、関節痛、背部痛、胸痛、腹痛、発汗および咳がみられ、まれに鼻汁や咽喉痛があります。
治療
早期の集中治療が必須で、時に早い時点での人工呼吸が必要となります。集中治療を行う前でも酸素不足を防がなければなりません。感染者に対しては血中酸素飽和度、水分のバランスおよび血圧を注意深く観察する必要があります。
予防
腎症候性出血熱の場合と同様に、げっ歯類との接触がないように環境を整え、汚染された場合には適切な処理をします。
(厚生労働省_検疫所より引用)
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ネズミの仲間、
げっ歯類からうつるそうです。
ネットで調べるとかわいいネズミです。
日本で流行する可能性は低いようです。
コロナが5類になったというニュースの横に、
またクルーズ船かと思ってしまいました。




