医学講座
第44回日本美容外科学会(大阪)③
第44回日本美容外科学会(大阪)
…から昨夜帰ってきました。
学会長の土井秀明先生は、
元関西医科大学形成外科講師。
開業される前からよく存じていました。
日本形成外科学会、
日本熱傷学会、
日本眼瞼義眼床手術外科学会、
一年に何度も学会でお会いします。
■ ■
目頭を切られすぎた患者さんの修正では、
土井先生が考えた、
こまち皮弁
Komachi Flap
…というすぐれた手術法が有用です。
土井先生の命名は、
Shark Fin Flap
フカひれ皮弁でしたが、
京都の冨士森先生がこまち皮弁
…と命名してくださいました。
■ ■
土井先生が美容医学への道を学会のテーマに選ばれました。
お嬢様の書がとても印象的でした。
土井先生が書かれているように、
美容外科の道は、
決してなだらかな道ではありません。
過去には異物注入によるトラブル
今もアクアフィリングの注入による健康被害があります。
私は少しでも安全に、
美容医療の道が進むことを願っています。
“第44回日本美容外科学会(大阪)③”へのコメント
コメントをどうぞ
学会お疲れ様でした。
こまち皮弁で、ちん皮と同じように、声帯やその他の皮弁を必要としている人に応用出来ないものでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。声帯の手術はとても難しく形成外科より耳鼻科の分野です。こまち皮弁は目頭切開で切られ過ぎた方を治す皮弁です。新しい皮弁の開発は形成外科の分野ですが難しいです。
学会お疲れ様でした。
目頭切開をすると
治癒力で切開した目頭が
治ってしまうと聞いたことがありますが
本当なのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。目頭切開は難しいです。切られ過ぎた人もいれば、切り足りなくて変化がない人もいます。キズが目立っている人もいます。目頭が治るというより戻るのだと思います。
台風の影響で揺れが大きかった
ようですが、定刻どおりお帰りに
なられて良かったですね。
学会ご出席お疲れさまでした。
薄い皮膚、
手術よりも手術した後の修正の方が
大変だとお聞きしました。
本間先生のように熱心に学ばれる
お医者さまがいらっしゃるおかげで
安全な美容医学が進歩していくのだと
思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。われわれ形成外科医は、美容外科で後遺障害が残った人を治すのもやります。美容外科だけしか経験がない先生はトラブルになった患者さんを治すのは無理なことがあります。