医学講座
第37回日本美容外科学会(東京)⑤
2014年日本美容外科学会総会シリーズの最後です。
『切らない美容外科』
…の話題が多かった今年の学会です。
やはり私たちは外科医なので、
メスで切る美容外科が好きです。
今年の学会で一番楽しかった演題です。
■ ■
シンポジウム10
目頭切開の修正術
―蒙古ヒダを作る―
座長:土井秀明先生(こまちクリニック)
…が一番私にとって興味深いシンポジウムでした。
目頭を切られすぎた患者さんの修正です。
■ ■
①蒙古ヒダ形成を伴う目頭切開後の修正について
医療法人社団十二会_東京イセアクリニック銀座院
三苫葉子
②逆Z法による蒙古襞形成
ヴェリテクリニック
福田慶三
③変形目頭の再建―とくに蒙古襞の再建について―
冨士森形成外科医院
冨士森良輔、冨士森英之、外岡真紀
④Shark Fin Flap(仮称)による蒙古ヒダ作成術
医療法人杏皇会_こまちクリニック
土井秀明
⑤追加発言
名古屋形成クリニック
上 敏明
■ ■
参考になったのが、
こまちクリニック土井先生の発表でした。
Shark Fin Flap
フカひれ皮弁
…とでも言うような、
下眼瞼からの皮弁で再建する方法です。
すごい変形でも、
みごとに治っていました。
■ ■
この土井先生の、
Shark Fin Flap
…に、
冨士森先生が、
小町皮弁
Komachi Flap
…と命名してくださいました。
私たちの仲間では小町フラップに決まり!
これが形成外科のおもしろいところです。
■ ■
目頭を切られすぎて困っている人は、
大阪のこまちクリニックです。
京橋駅からすぐです。
後世に残る再建法になります。
土井先生には、
韓国や中国より先に、
PRSでKomachi_Flapを発表していただきたいです。
“第37回日本美容外科学会(東京)⑤”へのコメント
コメントをどうぞ
こまちフラップ!とても素敵な命名ですね。小野小町から採ったのだと思いましたが、こまちクリニックからなんですね。
韓国にも広まるとよいですね。
土井先生の方法は形成外科を熟知しているエキスパート医師だけが、その理論的素晴らしさを理解できる画期的な方法でしたね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。Komachi_Flapは素晴らしいですね。先生からコメントをいただき嬉しいです。ありがとうございました。
目頭切開も怖いんですね。
失敗があるとは。
まぁ私は目と目が近いので、絶対に受けないと思いますが 笑
小町は美人の名称でもあるので、丁度いいですね。