医学講座

やけどの水ぶくれ水疱はそのままにして

 今日は2026年10月14日(水)です。
 札幌は雨です。
 自転車は諦めました。
 ひさしぶりにやけどのお話しです。
 痛くないやけど治療①
 痛くないやけど治療②
 痛くないやけど治療③
 痛くないやけど治療④
 痛くないやけど治療⑤
 フィブラストスプレーと軟膏
 2019年5月の院長日記です。
      ■         ■
 深いやけどをしたら、
 フィブラストスプレーです。
 日本熱傷学会の熱傷ガイドラインにも書いてあります。
 水疱水ぶくれをどうするか?は先生によって違います。
 私は、
 破らない、
 除去しない、
 はがさない、
 …をおすすめしています。
      ■         ■
 熱傷ガイドラインには、
 【CQ4-6】Ⅱ度熱傷における水疱蓋は早期に除去するか?
 Answer:感染のリスクを考えながら,水疱蓋を早期に除去しないことを推奨する(エビデンスレベルⅡ,推奨度B).
 8.益と害のバランスについて
 水疱蓋を除去することに益はない.水疱蓋温存は細菌感染を防止して,疼痛の緩和に有効,肥厚性瘢痕が起こりにくい可能性がある.
 患者の年齢や熱傷の部位や水疱の大きさなどで水疱が動作を阻害する可能性があるため,患者ごとに水疱内容液や水疱蓋を温存するか除去するかを検討する必要がある.たとえば露出部や腰部,背部のように圧が加わりやすい部位では水疱内容液を抜くことを検討する.水疱蓋に破損がみられ,細菌感染が疑われる場合には早期に水疱蓋の除去を行う必要がある.

 …という記載があります。
      ■         ■
 やけどの水ぶくれは除去しないで、
 そのままにしておくと痛くないです。
 感染さえしなければ、
 水疱の上からフィブラストスプレーをかけて、
 その上に軟膏をつけます。
 軟膏をつけたら創傷被覆剤でおおいいます。
 エビデンスがある熱傷治療法です。

“やけどの水ぶくれ水疱はそのままにして”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    自転車通勤出来なく
    今日は不自由でしたね。

    みずぶくれは
    破らない、
    除去しない、
    はがさない、
    なのですね。

    フィブラストスプレーは
    先生からお聞きし
    覚えていました。

    さくらんぼさんの火傷は
    その後如何でしょうか?

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。やけどは治療してくれる先生によって、治療が痛いか? キズが残るか? 治り方がどうか? 変わります。残念なことですが、やけどの治療法をよく知らない先生もいます。フィブラストスプレーは画期的な治療薬です。上手に使うとキズの治りがよくあとも残りません。

  2. えりー より:

    やけどの患者さんを
    お風呂に入れて治療することが
    お上手だったとお聞きして、
    さすが、本間先生は器用さと
    専門性をお持ちなのだと思いました。

    以前は、
    やけどをしたら水で冷やして
    市販のオロナイン軟膏を塗るという
    ことしか知りませんでした。
    先生の日記でフィブラストスプレー
    のことを教わりました。
    ありがとうございます。
    水ぶくれになった場合は除去
    しないようにします。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私も北大で形成外科を学ぶ前は知りませんでした。オロナイン軟膏は使わないでいただきたいです。生理的食塩水と同じ濃度、1Lの水に食塩を9g、2Lのペットボトルでしたら食塩を18g入れていただくと痛くない水ができます。この水で洗うのが一番です。こすらないでください。フィブラストスプレーと軟膏をおすすめします。水疱膜を除去しないと痛くないです。

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