昔の記憶
寒いです
札幌は寒いです。
昨日の最低気温は-10.1℃。
私が帰宅する22:00頃…
道路のデジタル温度計は-8.4℃でした。
これから…
一月下旬までが…
一年で一番寒い季節です。
■ ■
私が暮らした街で寒かったのは、
平成7年(1995年)~平成10年(1998年)までの、
帯広だったでしょうか…?
家の近くにJAのガソリンスタンドがありました。
そこに温度計があり…
朝-20℃とかだったように記憶しています。
とにかく‘鼻毛が凍る’感覚でした。
■ ■
その次に寒かったのは、
中学校3年間をすごした…
夕張市の山奥、大夕張(おおゆうばり)でした。
転校した年に…
いきなり初雪が1m20cmも積りました。
冬の寒さも厳しく、
-20℃近くになったと思います。
40年前の住宅ですから、
家の中で水が凍りました。
■ ■
当時の暖房は石炭ストーブでした。
石炭というのは、
燃える黒い石です。
今の若い人は見たことがない…?
私の子どもたちでも見た記憶がない…?
SLがもくもくと焚く(たく)あれです。
石炭を燃やすと煙が出ます。
良質の石炭は煙が少ないですが、
質が悪い石炭は燃えにくく煙もたくさん出ます。
■ ■
石炭ストーブに使う石炭を掘るのが、
当時、北海道にたくさんあった炭鉱です。
炭鉱に勤務する家には、
石炭が無料で配られました。
炭鉱の街は、
石炭も水道も電気も無料でした。
家の中で、
トイレの手洗い水が凍るような家で、
電熱ヒーターで温めて…
なんと熱帯魚を飼っていました。
■ ■
家は寒かったのですが、
石炭をたくさん焚(た)いて…
石炭ストーブや煙突が…
真っ赤になるほど温めていました。
今はスイッチ一つで暖房が入り…
タイマーで温めることもできます。
お湯も出てきます。
北海道の家の中は、
外の寒さとは逆にあたたかです。
小学校卒業の頃
右奥に見えるのが石炭小屋