医療問題
美容整形だけではありません②
平成24年1月18日の院長日記でご紹介した、
内閣府の
エステ・美容医療サービスに関する消費者問題についての建議には、
たくさんの美容医療に関する問題が掲載されています。
エステでアートメイクをアイラインに入れたところ、
まぶたが腫れ、目がほとんど開かなくなった。
広告に
「医療的見地に基づいた安全性を兼ね備えた信頼できる施術」とあったが、
医師の姿はなかった。
■ ■
そもそも…
どこの大学医学部でも、
6年間の授業や実習で、
一度もアートメイクは教えません。
医師国家試験にも出ません。
もちろん…
看護師国家試験にも出ません。
■ ■
医師免許を持った先生が、
アートメイクを入れているのは、
きわめて少数だと思います。
私が知っているのは、
一人か二人だけです。
全身に入れる刺青にいたっては、
医師が彫ったというのは聞いたことがありません。
■ ■
アートメイクを入れている方にお聞きすると…
年齢とともに…
目が悪くなって…
細い線を描けなくなったので、
眉やアイラインを入れていただいた。
…という方が多いです。
■ ■
とても上品に…
お化粧と間違うくらいきれいに入れている方もいれば…
私が見て…
あ~ぁ
こんなに入れちゃって…
…という真っ黒で太い方もいらっしゃいます。
■ ■
アートメイクは、
きちんとした資格を作るべきです。
感染症などについての教育をすべきです。
理容師・美容師のように、
国家試験も作るべきです。
施術所には保健所の検査も義務づけるべきです。
刺青の彫り師まではわかりませんが、
少なくとも一定の需要がある、
アートメイクはしっかりとすべきです。