院長の休日
札幌駅東に新幹線ホーム正式決定 在来線へ連絡橋
平成30年3月30日、北海道新聞朝刊の記事です。
今朝の道新には、
北海道新幹線関連の記事がたくさん出ています。
その中の一部を引用してご紹介いたします。
札幌駅東に新幹線ホーム正式決定 在来線へ連絡橋
2030年度末開業予定の北海道新幹線札幌駅のホーム位置が3月29日、現札幌駅から200~300メートル東に造る「大東(おおひがし)案」に正式決定した。国土交通省、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、JR北海道、道と札幌市が同日、道庁で開いた5者協議で合意、今後は建設計画の具体化などの作業が本格化する。これを機に、停滞していた札幌駅周辺の再開発の動きが、駅東側を中心に加速する見通しだ。
5者協議には高橋はるみ知事、秋元克広札幌市長、機構の小島滋副理事長、JRの島田修社長、国交省の寺田吉道官房審議官(鉄道局担当)が出席。高橋知事は「北海道の将来を考えたときにより良い選択だ。ゆとりと快適性を持った駅にしたい」と述べた。
大東案は、札幌駅の東約200メートルにある創成川をまたいで新幹線ホームを建設する。比較対象だった札幌駅に併設する「現駅案」よりスペースが広く、上下線それぞれのホームを確保できることなどが決め手となった。
約300メートル離れた在来線のホームと新幹線ホームをつなぐ連絡橋を設置するなどして利便性を向上させる。連絡橋の具体的な構造は、JRが検討する。
工費は約645億円で、現駅案の約570億円との差額約75億円はJRが全額負担。もともと駅舎整備は整備新幹線の費用負担の取り決めで、国が3分の2、道と市が6分の1ずつ負担することとなっており、約570億円分については取り決め通りに分担する。
ホーム位置をめぐっては1997年、JRなどは札幌駅への併設で合意した。しかし2015年、政府・与党が札幌延伸の5年前倒しを決めたことをきっかけにJRが現駅案以外の案を主張。現駅案を推す機構との協議はかみ合わず、3年近く迷走していた。
新幹線ホーム3年迷走、道と市も責任
経済部運輸担当 栗田直樹
北海道新幹線札幌駅ホーム位置問題は、3年近くに及ぶ迷走の末、ようやくJR北海道主張の「大東案」で決着した。迷走の直接の原因は、「現駅案」を推す鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJRが自案にこだわり、オープンな議論を避けてきたことにある。ただ、両者に検討作業を委ねたまま事態収拾に及び腰で、混迷に拍車をかけた道と札幌市の責任も重い。
政府・与党が2015年に札幌延伸の5年前倒しを決定。その後、ホーム増設を予定していた駅北側の用地確保が困難なことが分かったのが問題の発端だ。新幹線ホーム案が西に東に揺れ動く事態を受け、道と札幌市は2016年4月、機構、JRと4者協議の枠組みを設け、同10月には2案に絞り込んだ。後は機構とJRに議論を任せ、2016年中に結論を得ることを目指したが、さらに1年半の迷走が続いた。
機構とJRに検討作業を委ねたのは「専門的な技術検討が必要」という理由。しかし、当時は「どちらかの案に肩入れして結果責任を持ちたくない」(札幌市幹部)との本音も漏れていた。高橋はるみ知事と秋元克広市長は機構とJRに、協議の進捗(しんちょく)状況についての説明を再三求めてきた。行うべきは、4者協議を速やかに再開して検討過程を公開し、時に道民の意見を反映して議論を深め、早期決着を図ることではなかったか。
道と市は駅ホームの整備費の6分の1ずつを負担する。その費用は紛れもない税金だ。ホーム位置を巡るJRと機構の対立は激しく、今後も設計・建設過程は紆余(うよ)曲折が予想される。道と札幌市には、道民、利用者が納得できる新幹線札幌駅実現に向け積極的に関与する姿勢が求められる。
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2030年度末に開通予定なので、
あと13年後です。
私は北海道新幹線に乗れるかなぁ~?
山形まで行けるかなぁ~?
…と思っています。
開通した年には、
(生きていれば)
76歳になっています。
生きていたいなぁ~
山形に行ってみたいなぁ~