医学講座

豊胸術2018

 昨日の院長日記、
 アクアフィリングによる豊胸
 …への続きです。
 世の中には、
 女の子なのに、
 男の子みたいな、
 胸の女子がいます。
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 ポーランド症候群という病気の方は、
 生まれつき片方の胸がとても小さいです。
 小さい方の胸を、
 ふつうの胸にしたいと思います。
 乳癌切除後の再建には、
 健康保険が使えるようになりました。
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 日本美容外科学会HPには、
 豊胸術についての説明があります
 私が読んでも、
 どんな方法がいいのか?
 なかなか理解しにくいです。
 私自身は豊胸術をやめました。
 この後何十年も責任を持って診ていけないからです。
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 それでは、
 もし豊胸術を受けるとしたら?
 どんな方法がいいのか?
 2018年6月23日現在の、
 私なりの考えをお伝えします。
 来年になったら変わる可能性もあります。
 今の時点での私の考えです。
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 私は、
 注入法はすすめません
 乳癌になった時に見つけにくいリスクがあるからです。
 6月22日は小林麻央さんの命日でした。
 TVで朝から海老蔵さんと子供さんが映ってました。
 乳癌はこわい病気です。
 もし乳癌になっても、
 見つけやすい豊胸術がいいです。
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 私は、
 コヒーシブタイプのシリコンバッグを、
 わきの下から、
 大胸筋の下に入れる手術がいいと思います。
 カプセル拘縮という副作用がありますが、
 もし乳癌になってもみつけやすいです。
 胸のない人に、
 乳房下から入れると傷が目立ちます。
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 健康な女性では、
 シリコンバッグプロテーゼが感染することはまれです。
 ただ、
 乳癌の後で、
 抗がん剤や放射線治療を受けていると、
 バッグが感染するリスクがあります。
 昔エクスパンダーという組織拡張器で、
 感染した苦い経験があります
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 経験を積んだ、
 信頼できる先生を見つけることが大切です。
 ここが一番難しいところです。
 有名だからいい先生
 …とは限りません。
 有名でも、
 信じてはいけない先生もいます
 豊胸術で命を落とした方もいらっしゃいます
 くれぐれも慎重に先生を選んでください。

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