医学講座
日韓関係の改善を願います
今日は2019年10月16日(水)です。
札幌は寒いです。
台風19号で亡くなった方が増えています。
心からご冥福をお祈りしています。
被災地の方は大変なことと思います。
一日も早く復旧することを祈っています。
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2019年10月16日(水)北海道新聞朝刊
いずみへの投稿です。
隣の国
朴先生、金さん、その後いかがお過ごしでしょうか? お二人ともあの頃50代後半でいらしたからご存命ではないかもしれませんね。
もうじき2歳になる息子を連れ、大きなおなかを抱えて夫の赴任地ニューヨークに向かったのは1982年9月でした。空港に迎えに来た夫が私を真っ先に連れて行ったのは産婦人科医の朴先生の診療所。言葉は?と心配する私に先生は「2、3日は安静にするように」と流ちょうな日本語でおっしゃいました。あの時の安堵(あんど)感といったら! 引っ越し荷物もあり安静になんてできなかったけど、12月27日に女の子が誕生しました。
大みそかに退院。夫は年明けにすぐ仕事に戻るのであてにできません。知人が紹介してくれたのが家政婦の金さん。流ちょうな日本語を話し、日本食も作ってくれました。「日本人と同じ女学校に通ったから、そこで教わった」と金さんは誇らしげに言っていました。きっと、朴先生も韓国で日本語教育を受けたのでしょう。そのことの歴史的意味を考えると複雑な思いでしたが、お二人の存在は本当にありがたいものでした。
今、日本と韓国の穏やかではない状況のなか、ヘイトスピーチ、不買運動と市民がその中に取り込まれていくようです。お二人と接したあの数カ月を思い出すと、今のこの状況がとても悲しくなります。金さん、朴先生、娘はもうじき37歳になります。
太田光枝(おおた・みつえ 69歳・主婦)=札幌市北区
(以上、北海道新聞より引用)
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台風被害の報道の中で、
この投稿を読ませていただき、
切に日韓関係の修復を願いました。
太田さんのお嬢様は私の子供と同年代です。
ご主人が勤務するニューヨークへ大きなお腹で行かれ、
現地で出産されたのはすごいことです。
お世話になった朴先生と金さんに感謝です。
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私がJA帯広厚生病院に勤務していた時に、
ニューヨーク在住の方がいらっしゃいました。
子供さんがニューヨークで手術をすることになりました。
とても心細く思っていらしたので、
当時ニューヨーク大学に留学していた、
同期の井川浩晴先生をご紹介しました。
ニューヨークで手術を受ける時に、
井川いがわ先生がお世話をしてくださり、
とても心強かったと伺いました。
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海外で病気になった時に、
日本語が話せるお医者さんがいることは、
とても心強いものです。
韓国の先生の中には、
とても日本語が上手な先生がいらっしゃいます。
私が親しくしている先生も何人もいます。
現在の日韓関係が改善され、
また韓国の先生と仲良く学会でお話ししたいです。