医学講座
今日から仕事です2017
一週間の夏季休業を終え、
今日から診療開始です。
もうすぐ63歳なのに、
仕事ができるのは
ありがたいことです。
私の好きな言葉に、
伊集院静さんが書かれた文章があります。
■ ■
サントリーのエール広告
…に伊集院静さんが書かました。
2009年4月9日の院長日記でご紹介しました。
その仕事は
ともに生きるためにあるか
職場とは
ともに働き、
生きる家である。
仕事は長く厳しいが、
いつか誇りと品格を得る時が必ずくる。
■ ■
平成21年4月1日の朝日新聞朝刊に、
サントリーの広告が掲載されました。
その伊集院静さんが書いた文章が好評で、
4月7日の朝日新聞夕刊に掲載されました。
私もよい文章だと思いました。
引用して掲載します。
■ ■
その仕事は
ともに生きるためにあるか
新社会人おめでとう。
君は今春、どんな仕事に就いただろうか。どんな仕事、職場であれ、
そこが君の出発点だ。
今、世界は経験したことのない不況にある。金を儲けるだけが、自分だけが富を得ようとする仕事が愚かなことだと知っていたはずなのに、暴走した。なぜ止められなかったのか。それは仕事の真の価値を見失っていたからだ。人を騙す。弱い立場の人を見捨てる。自分だけよければいい。それらは人間の生き方ではないと同時に仕事をなす上でもあってはならないことだ。仕事は人が生きる証しだ、と私は考える。働くことは生きることであり、働く中には喜び、哀しみ、生きている実感がたしかにある。
だから出発の今、真の仕事、生き方とは何かを問おう。
その仕事は卑しくないか。
その仕事は利己のみにならないか。
その仕事はより多くの人をゆたかにできるか。
その仕事はともに生きるためにあるか。
今何より大切なのはともに生きるスピリットではなかろうか。一人でできることには限界がある。誰かとともになら困難なものに立ちむかい克服できるはずだ。会社とは、職場とはともに働き、生きる家である。仕事は長く厳しいが、いつか誇りと品格を得る時が必ずくる。笑ってうなずく時のために、新社会人の今夜はともに祝おう。
その日のために、皆で、ハイボールで乾杯。
その日のために、皆で乾杯。
伊集院 静
(以上、朝日新聞の広告より引用)
■ ■
私もその通りだと思います。
職場とは
ともに働き、
生きる家である。
仕事は長く厳しいが、
いつか誇りと品格を得る時が必ずくる。
私はお酒はほんの少ししか飲みません。
このサントリーの広告は気に入っています。
■ ■
私のような個人経営のクリニックは、
院長も職員も家族のようなものです。
自分の子どもと過ごすより、
長い時間を職員と共有し仕事をします。
美容外科や形成外科は、
見た目を治す仕事です。
私はこの仕事が好きです。
患者さんの喜ぶ顔を見るのが、
生きがいです。
■ ■
時にはクレームもいただきます。
目に左右差がある。
腫れがまだ取れない。
切開したのに戻った(泣)
私の人生で想定外の裁判も進行中です。
つらいこともありますが、
がんばって仕事をしています。
生きるためです。
“今日から仕事です2017”へのコメント
コメントをどうぞ
伊集院さんというと私は夏目雅子さんを思い出してしまいます。 私も長男もお酒は呑みませんが、 いい言葉だと思います。 先生も お身体に気をつけて 今年後半戦頑張ってください。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。夏目雅子さんは素敵な方でしたね。いろいろ大変ですが今年の残り4ヵ月をがんばります。こちらにとっていい判決が出ると信じています。ご声援に感謝いたします。
束の間の夏季休暇だったでしょうね。
いい文章ですね。
昔から伊集院静さんは憧れの作家さんです。
色んな言葉たちが心に響きます。
こちらの文章を
なんちゃって美容外科に
反芻してほしいです。
本間先生は勝訴し
悩める患者さんをまだまだ沢山救ってほしいです。
早く裁判のストレスから
逃れて頂きたいです。
勝訴を心からお祈りしています。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私には十分な夏季休暇でした。毎日働いている方が規則的な生活で体調もいいです。裁判はストレスですね。今年中に判決が出ると思います。勝訴したいと思っていますが裁判所が判決を出すまではわかりません。なっちゅんさんがおっしゃるようになんちゃっての先生によく読んでいただきたい文章です。ご声援に感謝しています。
生きるために仕事をする、というのは、良い言葉だと思います。はたらく、ということが、はた、まわり、を楽にする、ということも聞いたことがあります。大変でも自分の納得できる仕事ができることは、幸せな事ですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。高校生の時には風邪ばかりひいていた私が63歳になっても仕事をしているのが不思議です。保健室の先生に合格したことを報告に行ったら『本間君、あなたみたいな札付きの軟弱児がお医者さんになれるの?おめでとう!』と言ってくださったのをよく覚えています。ありがたいお言葉でした。
心に刻んでおきたい文章だと
思います。生きるために
就職試験を一生懸命頑張った
昔の自分も思い出しました。
今は違う仕事をしていますが、
初心を忘れずにいたいです。
夏期休暇、十分にお過ごしに
なられて良かったです。
本間先生は高校生の時に
一生分の風邪に罹られたのですね。
先生にとって良い結果となりますように、
これからもご活躍応援しています。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ご声援をいただき感謝しています。小さなクリニックでもそこには人間の生活があります。私一人のためだけではなく従業員の雇用を守ることも大切だと考えています。少しでもともに生きるためににがんばります。ありがとうございます。