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白樺文学館

 昨日(平成19年2月5日)から北海道新聞夕刊で白樺文学館長 佐野力(さのちから)さんの連載が始まりました。
 私は偶然にも北海道が生んだ偉大な社長、佐野さんと知り合いました。佐野さんは1941年栗山町生まれ。お父様は佐野弘さん。佐野家は奥州白石城主片倉家の家臣で、明治の初め、薩長土肥に仕えることを潔し(いさぎよし)とせず、津軽海峡を渡って来道されたそうです。
 お父様はシンガポールで写真術を学び栗山で写真館を開かれました。佐野さんは4人兄弟の末っ子で、高校まで栗山で過ごされ、小樽商大に進まれました。
 1963年に小樽商大を卒業後、日本IBMに入社され、26才で課長に昇進後、米国IBM(ニューヨーク)出向、中国事業開発部長、西部支社営業本部長などを歴任。1990年に日本オラクルの代表取締役社長に就任。CEO、米国オラクル上級副社長兼務を歴任されました。
 恥ずかしながら、私は佐野さんと知り合うまで、IBMは知っていましたが、オラクルはまったく知りませんでした。オラクルは手短に言うと、データーベースソフトの会社。データーベースと言えば、dBaseⅡやファイルメーカー程度しか知らない私は、佐野さんからオラクル?データーベース?と聞いてもオラクルがどんな会社かまったく知りませんでした。
 さまざまな企業がITのおかげで発展しました。セブンイレブンが成功したのは、商品管理をいち早くコンピューターで行ったからだと言われています。このセブンイレブンの商品管理に役立っているのがオラクルなのです。
 佐野さんは1990年に日本オラクルを立ち上げ、2000年に会長就任後、経営を退かれました。今でも日本オラクルの大株主です。著書『辞めた 起こした 成功した!そしてロマン』(こうき社刊)の中でIBMを退社し、新しい日本オラクルを立ち上げた思いを述べていらっしゃいます。今日の道新の記事では小学校時代に世界文学全集を読破したことで成績が上がり、後に世界を相手にするビジネスで役に立ったことが紹介されています。道新の連載を是非読んでください。私からのお薦めです。

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