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観察→分析→判断

 今日は北海学園大学のニトリ寄附講座に行ってきました。講師は安孫子尋美先生です。5月末から6月末まで、約1ヵ月間、米国ロサンゼルス地区で調査・セミナーをなさって、帰国されたばかりでした。お忙しいのに、札幌までいらしていただきありがとうございました。
 米国では、成人女性の86%近くが就業しており、夫婦ともに働いている家庭が多くなっています。必然的に、買い物にかける時間が短くなり、short time shoppingという、短時間で楽しく買い物ができるショッピングセンターが増えています。
 従来のショッピングセンターと比較して、駐車場が整備されています。自分の行きたい店の前に車をとめて、すぐにお店に入れる環境作りがされています。
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 今日のテーマは観察→分析→判断の手法です。流通業では、効率的に業務を遂行し、それを数字として業績に反映させることが大切です。
 毎日、同じような仕事をしていても、その中から問題点を発見し、改善することで、業績も収益も改善します。
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 常にメモとボールペンを持ち歩き、気付いたことをメモすることで観察ができます。
 毎日、A4の日報に観察(問題点、不明な点)をできるだけ具体的に記入します。
 さらに、問題点について原因と思われることを‘分析’し、箇条書きに記入します。
 最後に、改善・改革のための提案として‘判断’を記載します。そしてその期限を具体的に記載します。この日報を毎日記入します。慣れてくると5分以内で記入できるそうです。
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 例として寝坊をして遅刻した例が紹介されました。
 ×悪い例
 観察:遅刻をした。
 分析:寝坊をしたからだ。
 判断:今後、絶対に寝坊はしません。
 この例では具体的な改善策がないため、また寝坊をして遅刻する可能性が大です。
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 ◎良い例
 観察:寝坊をして30分遅刻をした。
 分析:目覚ましが壊れていた。それに気がつかなかった。
 判断:新しい目覚ましを今日中に買う(期限がついている)。
 具体的な対策が期限付きで出来ているので、もう、寝坊をして遅刻する可能性は少ない。
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 この観察→分析→判断は流通業に限らず、日常診療や受験生にも応用できそうです。
 毎日の生活を見直して、問題点を発見し、それを分析して、応急措置と制度変更計画を立てる。
 似鳥社長のように夢とロマンを実現するため、自分たちの生活を改善するために、私も今日から観察→分析→判断にチャレンジしてみます。

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