院長の休日
結婚30周年
恥ずかしながら…
結婚して30年になりました。
結婚記念日は7月だったので…
今は31年目に入ったところです。
ダイヤモンドの指輪もないし…
プレゼントもありません。
スーパーの安いワインで乾杯でした。
■ ■
息子が…
結婚記念日に…
ビールグラスを買ってくれて…
昨夜も…
奥さんが…
暑いからビールと飲んで…
私は残りをいただきました。
■ ■
私はお酒に弱いですが、
奥さんは私より強いです。
何度も離婚の危機がありましたが…
何とか離婚せずにやって来られました。
お互いの忍耐。
悪いところは見ないふり。
日々の努力の結果です。
■ ■
まぁ、
夕食の残り物でも、
変わりばえしなくても、
毎日、弁当を作ってくれるし…
奥さんには感謝しています。
これが結婚30年目の現実です。
元気なだけ幸せです。
■ ■
お医者さんの奥さんは幸せと思うのは、
錯覚です。
とても素敵で、
美しくて、
上品な奥様でも…
『夫は私の顔なんか見てません』
…と言われる方はたくさんいらっしゃいます。
■ ■
私はよく職員に言っています。
『今日もきれいだね』
とか…
『その髪型似合っているよ』
…なんて毎日言う夫は、
よほど悪いことをしているか、
何かうしろめたいことをしている男です。
■ ■
毎日くたくたになるまで働いている夫は、
申し訳ないけれど…
奥さんの顔を見る余裕はありません。
私も…
患者さんの顔はよく見ますが…
奥さんの顔は見ません。
■ ■
30年も経つと…
どんなにかわいい女性も変わります。
私たち美容外科医の仕事は、
少しでもきれいを維持することです。
忙しい旦那さんは見てくれなくても…
鏡を見てうれしいを感じていただけるように…
日々、がんばっています。