医学講座
出血確認
私が札幌美容形成外科を開業してから、
はじめた決まりです。
手術が終わったら…
すぐに帰宅していただくのではなく…
必ず休んでいただきます。
出血がない、
痛みはおさまっている、
確認してから、
帰宅していただいています。
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チェーン店の美容外科、
手術が終わったら…
速攻で帰された…
…という話しを聞くことがあります。
全身麻酔の手術後は、
さすがに醒めるまでは病院ですが、
局所麻酔の手術ではすぐに帰るところが多いです。
■ ■
大きな病院の形成外科で行う、
通院の手術を、
業界では…
外来手術(がいらいしゅじゅつ)と言います。
外来OP(がいらいおぺ)とも言います。
私も長い間、
大きな病院で外来OPをしていました。
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患者さんは、
外来で受付をして、
外来の看護師さんが、
中央手術室まで連れてきてくれます。
手術室では、
手術室の看護師さんが引き継ぎます。
先生は手術室で待っています。
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手術が終了すると…
外来の看護師さんが迎えに来てくれて…
簡単な指示を聞いて…
処方箋と会計伝票をもらって…
お金を払って…
お薬をもらったらおしまいです。
先生は次の外来日まで診ません。
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この院長日記を読んでくださっている、
形成外科の先生への助言です。
陥没乳頭の手術や
腋臭症手術のように…
術後出血が問題になる手術では、
術後に患者さんに休んでいただき…
術者自身が確認することをおすすめします。
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その時に確認するのは、
もちろん出血の有無も大切ですが、
一番のポイントは…
Flapの色です。
一般の方にわかりやすく言うと…
術後の血流が良いか?
手術は問題ないかを診ていただくことです。
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美容外科を開業してからは、
小陰唇縮小手術、
包茎手術でも…
必ず出血確認をしています。
逆に言うと…
手術が終わって…
速攻で帰される病院は危険です。
気をつけてください。
安全な手術には確認が必要です。