医学講座

出血確認

 私が札幌美容形成外科を開業してから、
 はじめた決まりです。
 手術が終わったら…
 すぐに帰宅していただくのではなく…
 必ず休んでいただきます。
 出血がない、
 痛みはおさまっている、
 確認してから、
 帰宅していただいています。
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 チェーン店の美容外科
 手術が終わったら…
 速攻で帰された…
 …という話しを聞くことがあります。
 全身麻酔の手術後は、
 さすがに醒めるまでは病院ですが、
 局所麻酔の手術ではすぐに帰るところが多いです。
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 大きな病院の形成外科で行う、
 通院の手術を、
 業界では…
 外来手術(がいらいしゅじゅつ)と言います。
 外来OP(がいらいおぺ)とも言います。
 私も長い間、
 大きな病院で外来OPをしていました。
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 患者さんは、
 外来で受付をして、
 外来の看護師さんが、
 中央手術室まで連れてきてくれます。
 手術室では、
 手術室の看護師さんが引き継ぎます。
 先生は手術室で待っています。
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 手術が終了すると…
 外来の看護師さんが迎えに来てくれて…
 簡単な指示を聞いて…
 処方箋と会計伝票をもらって…
 お金を払って…
 お薬をもらったらおしまいです。
 先生は次の外来日まで診ません。
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 この院長日記を読んでくださっている、
 形成外科の先生への助言です。
 陥没乳頭の手術や
 腋臭症手術のように…
 術後出血が問題になる手術では、
 術後に患者さんに休んでいただき…
 術者自身が確認することをおすすめします。
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 その時に確認するのは、
 もちろん出血の有無も大切ですが、
 一番のポイントは…
 Flapのです。
 一般の方にわかりやすく言うと…
 術後の血流が良いか?
 手術は問題ないかを診ていただくことです。
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 美容外科を開業してからは、
 小陰唇縮小手術、
 包茎手術でも…
 必ず出血確認をしています。
 逆に言うと…
 手術が終わって…
 速攻で帰される病院危険です。
 気をつけてください。
 安全な手術には確認が必要です。

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