医学講座
PIP社豊胸シリコン
日本経済新聞HPからの引用です。
平成23年12月24日に朝日新聞などにも掲載されていました。
仏政府、3万人に豊胸材の摘出勧告 破裂の恐れ
【パリ=共同】フランス保健省は12月23日、同国のポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社製シリコーンを埋め込む豊胸手術を受けた同国内の女性に対し、破裂する確率が高いことなどを理由に、「予防的措置」としてシリコーンを摘出するよう勧告した。
フランス保健省によると、フランス国内で対象となる女性は約3万人に上るとみられる。同国メディアによると、世界では同社製シリコーンを埋め込む豊胸手術を受けた人は、中南米、欧州諸国を中心とした65カ国以上で数十万人に上る見通し。
同社製シリコーンを使った豊胸手術を受けたフランスの女性のうち8人に乳がんなどのがん発症が確認されたため、保健省が安全性を調査していた。発がんリスクについては「他社の豊胸材よりも高くない」として危険性を否定した。
フランス政府は、摘出手術などの費用に対し健康保険の適用を認める方針。
PIPはシリコーン豊胸材生産で世界3位の大手だったが、医療用としては未認可の産業用シリコーンの使用が発覚したため、昨年製品の製造が禁止され、経営破綻した。同社は年間で10万個のシリコーン豊胸材を生産し、うち8割以上を輸出していた。輸出先に日本が含まれていたかは不明。
フランス国内では同社に対する苦情が殺到しており、司法当局は捜査を開始している。
■ ■
輸出先に日本が含まれていたかは不明
…と書かれていましたが…
日本でも使われていました。
美容外科学会などで展示され、
確か…?
PIP JAPANという会社がありました。
■ ■
日本で正式に認可された豊胸材料はありません。
すべて医師の個人輸入という形で輸入され…
美容外科で使われています。
輸入する時に…
一定数量以上だと…
医薬監証明(いやっかんしょうめい)という書類を、
厚生労働省へ提出します。
■ ■
成田から輸入する時は、
さいたまの関東厚生局へ提出します。
そこで書類を調べると…
どのクリニックが輸入したかわかります。
PIPは価格が安かったので、
使っていらした先生もいたようです。
CEマークも取得していて安全と言われていました。
■ ■
日本の厚生労働省も…
少しはフランスを見習って欲しいです。
調査だけでもして…
国民に正しい情報を開示してください。
私は…
開業前も開業後も…
PIPのインプラントは使用していません。