昔の記憶

いじめられそうな子を守る

 私は小さい頃から体が弱く、
 幼稚園の時には、
 ペルテスという病気になりました。
 この病気でいじめられたことはありません。
 コルセットという高価な装具をつけました。
 ロボットみたいなので、
 鉄人28号のようだと言われました。
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 幼稚園の時に住んでいたのは手稲です。
 家は病院の住宅でした
 近所はみんな仲良しでした
 『けんちゃんは鉄人28号みたい』
 『かっこいいね』
 私は正義の味方鉄人28号と言われて、
 悪い気分ではありませんでした。
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 鉄人28号は…
 誰がつけたのかわかりません。
 この年齢になって考えてみると、
 マーちゃんのおばさん
 (小山和子さん、小山昌正おやまよしまさ先生の奥様)
 (小山正美おやままさみ先生、のお母様)
 …が…
 けんちゃんはコルセットをつけてかわいそうだから…
 鉄人28号みたいでかっこいい
 …って言ってあげようね。
 と作戦を立ててくださったのでは?と考えます。
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 平成24年7月19日(木)の朝日新聞、
 『声』の欄に次の投稿がありました。
 先生の根回しでいじめ防止
 税理士 大島裕子(東京都港区44歳)
 私の中学時代、クラスにいじめはなかった。これには少々からくりがあったかもしれない。
 中3のある日、担任の女性の先生に呼び出され、「口外しないでほしいが、明日転校してくる女子生徒は前の学校で不登校だった。あなたはその子が登校しやすいよう、そしていじめに遭わないよう、それとなく気を配ってほしい」と言われた。
 私はその子と家が近かったので一緒に登校した。「あの子、休みが多いよね」という級友の会話を聞けば、「体が弱いんだって。仕方ないよ」と言うようにした。その子は休みがちだったが、不登校にはならずに私たちと一緒に卒業した。
 その子に対してではなかったが、女子の間では「○○を無視しよう」という空気になることがあった。しかし、ふと気づくとそんな空気は消えていて、いじめが起きることはなかった。
 今になって思う。あれは先生が水面下でその都度、生徒の誰かにひそかに根回しをして、いじめを未然に防いでいたのではないかと。
 そうだとすると、あの先生は教師としてプロだった。少なくとも、「じゃれあっていたのか、いじめだったのか、わからなかった」などという甘い仕事はしていなかった。
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 大人のちょっとした気づかいで、
 いじめられそうな子を守れます。
 教育職の現場は大変だと思いますが、
 私たちじじばば世代も…
 パパママ世代も…
 ちょっと知恵を働かせて…
 子どもを守るのが良いと思います。

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