医学講座

服が燃えて大やけど! 知られざる危険「着衣着火」

 着衣着火
 ちゃくいちゃっか
 …と読みます。
 服に火がついて燃えることです。
 命を落とすことがあります。
      ■         ■
 国民生活センターが、
 1997年2月4日に公表した、
 服が燃えて大やけど! 知られざる危険「着衣着火」という報告があります。
 料理を作っていたら、衣服のそで口に火がつき、たちまちのうちに燃え上がりやけどした……、何らかの原因で人が着ている衣服に火がつく「着衣着火」の事故情報が、国民生活センター危害情報システムに多数寄せられている。これらの多くが通院や入院を要する重症事故で、なかには全身大やけどを負い死亡したという痛ましい例もある。
 「着衣着火」は、すべての消費者に起こりうる危険であるにもかかわらず、危険の大きさを知っている消費者は少ないと思われる。そこで、着衣着火の事故を分析し、消費者に事故防止のための注意を呼びかけることにした。
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 服を買う時に…
 かわいいから…
 素敵だから…
 …と選ぶことはあっても…
 燃えにくいから
 …と選ぶことはないと思います。
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 カーテンやカーペットなどには…
 必ず防炎という表示があります。
 病院などで使うカーテンは、
 防炎でなければなりません。
 気をつけたいのが、
 一人暮らしの高齢者です。
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 調理中の火炎、
 仏壇のろうそくなど、
 思わぬところに危険があります。
 ガスコンロは危険なので、
 できればIHの調理器をおすすめします。
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 子どもさんの浴衣(ゆかた)にも注意です。
 燃えやすい繊維でできたゆかたに、
 花火の火がつくと大惨事です。
 かわいい柄のゆかたも大切ですが、
 できれば燃えにくい素材を選んでください。
 もちろん花火をする時には、
 バケツに水、2杯です。
 花火事故の院長日記も読んでください。

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