医学講座
第4回PRP療法研究会③
美容外科関係の研究会はたくさんあります。
ここ数年で…
すごく増えました。
業者さん主催のもの…
業者さんと組んだ先生が主催するもの…
なんだかよくわからないもの…
怪しいものもあります。
■ ■
多いのが…
こんな最新機器で治療をしたら…
こんな素晴らしい結果が出ました。
…という内容のものです。
お金がもうかりそうだから…
売り上げが増えそうだから…
…と飛びつく先生もいます。
■ ■
そんな研究会は…
参加費だけで5万円~10万円もします。
中には参加する意義がある研究会もありそうですが…
私から見ると…
お金もうけだけを考えた
【金】研究会【儲】
…に見えます。
とても参加しようとは思いません。
■ ■
きずを治すプロとして…
血小板を使ったPRPは効くと思います。
私の記憶では、
2006年4月9日(日)に、
六本木ヒルズで開催された、
第90回日本美容外科学会(ルネ・デュ・クロー会長)で
久保田潤一郎先生と
松田秀則先生が日本ではじめて発表されました。
■ ■
学会から帰って来て…
うちの奥さんに…
『自分の血を採って注射すると小じわが取れるって…』
…と報告すると…
それやりたい♡
…と喜んでいました。
札幌美容形成外科でもすぐに導入する予定でしたが、
治療用キットが高価でした。
■ ■
海外から輸入して…
数社の業者さんが販売しています。
そのうちいろいろな研究会ができました。
血小板だけでは効果が少ないので、
フィブラストスプレーという薬を混ぜる先生も出てきました。
第33回日本美容外科学会(京都)②
…でもパネルディスカッションがありました。
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何もわからない先生が…
お金儲けだけを考えてやって…
注射をしたところが…
ぼこぼこになったという患者さんがいました。
高価な治療なのに…
それに見合った効果がなくて…
お客さんを失ったという先生もいました。
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関西医大形成外科の楠本教授が主催される、
こちらのPRP療法研究会はお金儲けの会ではありません。
参加費も5,000円で懇親会費込みです。
基礎的な発表や…
歯科領域の発表もあります。
【学問】を目的とした会です。
札幌から日曜日に参加して、
とても有意義な会でした。
楠本健司教授に感謝しています。