医学講座
カメラのレンズが故障しました
今日は2020年10月19日(月)です。
先日、札幌美容形成外科で使っている、
カメラのレンズが故障しました。
写真を撮ったのに、
いつものように撮れません。
露出オーバーになっています。
最初はストロボの故障?を疑いました。
■ ■
予備のストロボに交換しましたが、
露出オーバーのままです。
カメラ本体の故障を疑い、
カメラ本体を交換しました。
それでも直りません。
困りました。
■ ■
患者さんをお待たせして、
予備のレンズに交換しました。
ようやく正常に写りました。
今のレンズは電子機器です。
おそらく絞りを調節する部分の異常だと思います。
めったに故障しないカメラですが、
異常があった時にはレンズも疑ってください。
■ ■
私たち形成外科医にとって、
写真が命です。
専門医試験も写真で判定されます。
手術記録にも写真です。
論文投稿にも写真です。
米国形成外科学会には、
写真の撮り方の基準まであります。
■ ■
私が形成外科医になった40年前は、
写真はすべてスライド用フィルムでした。
研修医の仕事に、
スライド整理がありました。
現像所から戻ったスライドに、
一枚いちまい
日付
名前
外来番号
…を書いていました。
■ ■
今はスライド整理も無くなり、
写真もその場で確認できるようになりました。
デジタル化された写真はきれいです。
私たち形成外科医が使うカメラは、
ちょっと高価なカメラです。
レンズもマクロレンズというレンズです。
ストロボはリングストロボです。
写真が変だったら、
レンズの異常も疑ってください。